ビデオ検索技術
CNET Japan Blog の [渡辺聡・情報化社会の航海図]の中で、「戦場はビデオ検索技術へ」(※URLは下を参照)という記事を読んだ。
Google, Microsoft, Yahoo の3社が、ビデオ検索技術を開発中であることを紹介している。また、各社のアプローチについても述べられている。
Googleのアプローチは、TV番組とそのクローズドキャプションテキスト(つまり、TV番組放送時に流れている音声をテキスト化した情報)を記録し、このテキスト情報を索引化することにより、番組のテーマや関連キーワードを検索できるようにするようである。
Microsoftのアプローチは、記事内にはいろいろ書かれているが、その技術的本質は必ずしも明らかにされていない。が、まあメタタグを付与して、それを索引して検索する技術のようである。
Yahooのアプローチは、ビデオコンテンツのXMLフィードを収集して、そこに含まれる何らかのメタ情報を索引化するようである。
3社に共通することは、いずれも決して「ビデオ検索」そのものではないということである。つまり、画像ないしは映像そのものを解析あるいは解釈してそれを検索するのではなく、何らかの手段によって予め付与されたメタ情報(テキスト情報)を検索するものである。この限りにおいては、従来のテキスト検索技術の単なる延長線上に位置する技術であり、ビデオ検索のための本質的な変革をもたらすものではない。
上記のような各社のアプローチの次のステップとしては、やはり、画像あるいは映像そのものを検索する技術の開発が望まれる。
※ 「戦場はビデオ検索技術へ」
(http://blog.japan.cnet.com/watanabe/archives/001896.html)
(c) 2004, zig zag road runner.
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