The Lord of the Rings / ロード・オブ・ザ・リング
ロード・オブ・ザ・リング スペシャル・エクステンデッド・エディション トリロジーBOX セット |
J.R.Rトールキン原作によるファンタジー小説の金字塔「指輪物語」を、ピーター・ジャクソン監督が壮大なスケールで映画化した大ヒットファンタジー作品「ロード・オブ・ザ・リング」。その3部作それぞれの本編に未公開シーンを追加し、さらに膨大な特典映像も満載した『~スペシャル・エクステンデッド・エディション』3タイトルのセットが、2005年2月16日に発売される。
収録内容は、下記3作
『ロード・オブ・ザ・リング ― スペシャル・エクステンデッド・エディション』
『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション』
『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション』
それぞれの作品に同梱されている「中つ国パスポート」 「モルドール特別通行許可証」 「中つ国住民手帳」も、このセットに同梱されている。数量限定品。
Amazon.co.jpのレビューより;
劇場公開版は、もちろん充分楽しめたが、「せっかくの超豪華な絵本をゆっくり眺めたいのに、ものすごい速さでページをめくられてしまった」という印象が残るのは否めない。(特にいろいろ詰まった一部は顕著)しかしこのバージョンでは継ぎ目のないCGを駆使した豪華な映像をゆっくりと堪能できる編集になっている。
また公開されなかったのが本当に惜しい数々の未公開のエピソードの中でも、特にボロミアの登場するシーンにこの場を借りて触れたい。
架空の世界を舞台にするファンタジー映画は相対的に俳優陣がいくら豪華であろうと、その演技力をで披露できる機会が少ない。本作も、賞を総なめにした第76 回アカデミー賞で俳優陣だけがノミネートされなかった事からも伺えるように、全体的に演技の見せ場がその他の要素のすばらしさに比べ少し弱い。
モーテンセンが演じたアラルゴンの役も例外ではなく、実年齢が?歳と言うのも納得、人間ではあるが悟りの境地に入ってしまった超人。尊敬すべき人格者だが、何でもできるスーパーヒーロー故に演技で魅せる場は限られてしまうのだ。
しかしボロミアはこのジャンルの映画には珍しい、自分の理性と指輪の誘惑との葛藤に苦しむ複雑な演技を要する等身大の人間の役だ。
ベテランのショーンビーンがこの人間臭さを見事に演じきり、この作品にただのファンタジ-映画では切り捨てられない、深みとリアリティを与える大きな要素となっている。
いわゆるファンタジー映画のファンではないのだが、話題作なのでとりあえず劇場で見た一作目でボロミアに代表される登場人物の内なる葛藤の部分に共感を覚え、この作品にぐいぐい引き込まれてしまった。その劇場公開版でも葛藤を体現したまま死んでゆく演技には息をのんだが、カットされたシーンが多い結果、弱い印象を受けるシーンばかりが多くなってしまったのが残念だった。
このバージョンを見ると、ボロミアが弱いどころか、人間界では強く、誇り高く、誰をも魅了してやまない特別な存在だった事が認められる。そんなボロミアでさえその魔力に勝てなかった指輪を破棄する自分との戦いの物語なのだ、と改めて襟を正したくなるような感銘を受けた。今ではボロミアがこの作品と、観客との心理面での接点であり、さらに作品への理解を深める影なる目安でもあるとさえ感じている。
二部のゴンドールでの演説で始まるシーンは必見だ。
このバージョンではこのように様々な見地から、作品をより楽しめる特典映像が盛りだくさん。
また公開されなかったのが本当に惜しい数々の未公開のエピソードの中でも、特にボロミアの登場するシーンにこの場を借りて触れたい。
架空の世界を舞台にするファンタジー映画は相対的に俳優陣がいくら豪華であろうと、その演技力をで披露できる機会が少ない。本作も、賞を総なめにした第76 回アカデミー賞で俳優陣だけがノミネートされなかった事からも伺えるように、全体的に演技の見せ場がその他の要素のすばらしさに比べ少し弱い。
モーテンセンが演じたアラルゴンの役も例外ではなく、実年齢が?歳と言うのも納得、人間ではあるが悟りの境地に入ってしまった超人。尊敬すべき人格者だが、何でもできるスーパーヒーロー故に演技で魅せる場は限られてしまうのだ。
しかしボロミアはこのジャンルの映画には珍しい、自分の理性と指輪の誘惑との葛藤に苦しむ複雑な演技を要する等身大の人間の役だ。
ベテランのショーンビーンがこの人間臭さを見事に演じきり、この作品にただのファンタジ-映画では切り捨てられない、深みとリアリティを与える大きな要素となっている。
いわゆるファンタジー映画のファンではないのだが、話題作なのでとりあえず劇場で見た一作目でボロミアに代表される登場人物の内なる葛藤の部分に共感を覚え、この作品にぐいぐい引き込まれてしまった。その劇場公開版でも葛藤を体現したまま死んでゆく演技には息をのんだが、カットされたシーンが多い結果、弱い印象を受けるシーンばかりが多くなってしまったのが残念だった。
このバージョンを見ると、ボロミアが弱いどころか、人間界では強く、誇り高く、誰をも魅了してやまない特別な存在だった事が認められる。そんなボロミアでさえその魔力に勝てなかった指輪を破棄する自分との戦いの物語なのだ、と改めて襟を正したくなるような感銘を受けた。今ではボロミアがこの作品と、観客との心理面での接点であり、さらに作品への理解を深める影なる目安でもあるとさえ感じている。
二部のゴンドールでの演説で始まるシーンは必見だ。
このバージョンではこのように様々な見地から、作品をより楽しめる特典映像が盛りだくさん。
The comments to this entry are closed.
Comments