« プロ野球 キャンプ情報 | Main | ちすん(続き) »

Thursday, February 17, 2005

ちすん/金智順/Chisun : パッチギ

先日、渋谷のアミューズCQNで、井筒和幸監督の映画「パッチギ!」を見た。

「在日朝鮮人」という、撮り方によっては重くなりがちなテーマでありながら、ケンカあり、恋愛ありの娯楽映画としてちゃんと成立しているこの作品には、1960年代の京都の様々な様相が織り込まれていて、それら諸様相を微視的に楽しむという見方もできる一方で、そういう視点で見たときには、それはそれで突っ込みどころもたくさんあり、また機会があればそれらの点は書きたいが・・・

とりあえず、この作品を見ていて個人的に気になったのは、京都朝鮮高校2年生のシルサ役で出ている「ちすん」という女優。ヒロインのリ・キョンジャ(沢尻エリカ)の同級生の役である。妙に存在感が有る。視線もいい感じ。最初のほうの銀閣寺の近くでの高校生同士でのケンカのきっかけになったシーンとか、お葬式のシーンとか。

朝鮮人高校生の役としてもぴったりはまっている(メークのしかたもあるにしても)と思いながら見ていて、映画が終わった後で知ったのだが、このちすんは、在日三世で、彼女自身、大阪朝鮮高校の出身とのこと。昔からクラシックバレエや朝鮮舞踊をしていて、バレエを踊っているときにスカウトされて演劇の世界に入ったらしい。

本名の金智順(きむ・ちすん)のままだと正しく読んでもらえないし、「チスン」とカタカナにするとアジア人っぽくないし、それで平仮名で「ちすん」という芸名にしたと、どこかに書いてあった。

1983年11月3日生まれの21歳だが、既に実績は多く、下のような作品に出演している。

TVドラマ「超星神グランセイザー」ルシア役(レギュラー)/テレビ東京系
TVドラマ「ショコラ」/毎日放送系
TVバラエティ「チョナンカン」/フジテレビ系
映画「パッチギ!」 井筒和幸監督作品 シルサ役
映画「着信アリ2」 塚本連平監督作品 山内まどか役
映画「黄泉」 小松隆志監督作品 赤沼静江役 
映画「彼女等の真摯」山田祥代監督作品 主演・椿役
映画「恋はメールにのせて。~アボガド納豆~」 鈴木元監督作品 大沢恵美役
映画「血と骨」崔洋一監督作品
舞台「ダンスファンタジー 不思議の国のアリス」吉村一風:脚色 サイトウマコト:振付/よしもとrise-1シアター
舞台「青空のむこうに」小鉢誠二:作/近鉄小劇場
舞台 日韓合同公演「島-isle」金相秀:作・演出/主演/国際交流フォーラム
CM「チョーヤの梅酒 さらり」
CM「しっとりクッキー」(カバヤ食品)
CM「新世代携帯電話」(NTT Docomo四国)

まあ、とにかく、良かった! 機会があれば、また、出演作を観てみよう。

ところで、SportsNaviの2001年の記事で「第79回全国高校サッカー選手権第2日結果」(※)というのがあり、そこにこのような記載がある。「歴史つくった選手に声援 大阪朝鮮高、初戦で散る 31日、川崎市の等々力陸上競技場で行われた全国高校サッカー選手権の1回戦で、朝鮮学校としては初めて出場した大阪朝鮮高級学校は、健闘及ばず1-3で神奈川の強豪、桐蔭学園に敗れた。前半、3点をリードされたが、バックスタンドからは級友たちの必死の声援が続いた。民族衣装のチョゴリ姿で、民族楽器のチャンゴをたたきながら見守った金智順(18)さんは『このチームは、絶対になんかやってくれる』と、歴史をつくったイレブンに期待を寄せていた。」
ここに出てくる、金智順も、おそらく本人だろう。
※ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/column/2001/ZZZ0ZGEH6HC.html

超星神 グランセイザー

パッチギ!
超星神グランセイザー ヒロインズ SAZER VISUAL

追記(関連記事):
zig zag road: ちすん/金智順/Chisun : パッチギ
zig zag road: パッチギ! 井筒和幸監督 塩谷瞬,沢尻エリカ 他


追記(2005年6月12日):
7月に、「パッチギ!」のDVDが発売される。

パッチギ! プレミアム・エディション

パッチギ! スタンダード・エディション


© 2005, zig zag road runner.

|

« プロ野球 キャンプ情報 | Main | ちすん(続き) »

Comments

TBありがとうございました!

結構前にみた映画なので、あんまり出ていた方の顔とか覚えてないんですよね^^;

映画自体は、元々期待していなかったんですが、
かなり感動してしまいました~。

Posted by: aki | Sunday, June 12, 2005 23:38

トラックバックありがとうございました。
ぼくよりずっと前にちすんさんに興味をお持ちになっていたみたいですね。
最近はNHKにも出ているみたいで、ぼくは見ていないですが、だんだん人気も出ているみたいで、嬉しいです。

Posted by: Senza Fine | Monday, October 31, 2005 12:29

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ちすん/金智順/Chisun : パッチギ:

» 『パッチギ!』 [京の昼寝〜♪]
■監督 井筒和幸 ■キャスト 塩屋瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、オダギリジョー、光石研、笹野高史、余貴美子、前田吟    殴り合ったら、同じ色の血が流れた... [Read More]

Tracked on Thursday, February 17, 2005 08:39

» イゴンパッチギヤ! [逆襲さんの毎日]
井筒監督の『パッチギ!』を劇場で見ました。 在日朝鮮人の話であるのと、高校の時の友達が出てるって言うのもあり、興味があって見に行った訳ですが、その友達、めちゃ... [Read More]

Tracked on Thursday, February 17, 2005 13:55

» Chisun [zig zag road]
昨日の記事で書いた「ちすん」について。 テレビる毎日 :: 芸能家族大集合! :: 兄弟・姉妹(か行)には、 「金明順( [Read More]

Tracked on Friday, February 18, 2005 01:02

» パッチギ! [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
試写会で見てまいりました。井筒和幸監督の作品。 自腹で映画見て辛口トークしてるだけのおっさんと違いましたわ(^^;井筒監督に泣かされるとは思わなかった(笑) ... [Read More]

Tracked on Monday, February 21, 2005 08:38

» パッチギ! [気ままBlog「ナズェミデルンディス♪」]
試写会で見てまいりました。井筒和幸監督の作品。自腹で映画見て辛口トークしてるだけのおっさんと違いましたわ(^^;井筒監督に泣かされるとは思わなかった(笑)196... [Read More]

Tracked on Tuesday, February 22, 2005 08:06

» 映画「パッチギ!」。ネタバレあり。 [ある在日コリアンの位牌]
著者: 朝山 実, 羽原 大介, 井筒 和幸 タイトル: パッチギ!  今日、新宿・歌舞伎町で井筒和幸監督の「パッチギ!」を見てきました。パッチギといのは日本語で「頭突き」という意味です。1968年の京都を舞台に、朝鮮学校に通う朝鮮人高校生と日本の高校生たちの青春を描いた作品です。    朝鮮学校・学生を舞台した映画と言えば、私が見た中では、「青〜chong〜」(李相日監督、1999... [Read More]

Tracked on Sunday, June 12, 2005 22:57

» パッチギ! [ネタバレ映画館]
 自腹で見なきゃいけないと思いつつ貯まったポイントで観てしまった。「横山ホットブラザーズはこの時期にはもう活躍していたんだなぁ」と妙なところに感心しつつも、見事な青春映画に仕上がったと感じましたよ!  発売中止という措置を取られた「イムジン河」を二人の恋愛のメインに置いた、“ロミオとジュリエット”風に対立していた高校生の物語。単にヤクザな世界を描いてきた今までの井筒作品とは異なり、日本と朝鮮の歴史にも深く切りこ�... [Read More]

Tracked on Sunday, June 12, 2005 23:07

» パッチギ!(★★★★) [ウゴウゴエーガ!]
いつもヒトの映画を自腹で鑑賞してはぶった斬っている井筒和幸監督の最新作。   前作「ゲロッパ!」はちょっと面白かったのに予定調和な結末だったのでそんなんでいいのか?と疑問に思ったものだが、今作はいかがでしょう・・・てな思いで鑑賞したしました。   ... [Read More]

Tracked on Sunday, June 12, 2005 23:26

» 『パッチギ!』 [Diary of Peace☆]
夕方試写会で『パッチギ!』みてきた。 井筒監督と塩谷瞬ら6人のキャストの舞台挨拶つきだった! 正直期待していなかった。ドタバタものの邦画は好きではないから。 でも結果はかなりよかった。最後は泣いた。 パッチギとは・・・ 突き破る、乗り越えるという意味をもつハングル語で「頭突き」の意味もあるら しい。 映画の中ではパッチギだらけだった。上のパッチギのすべての意味が映画の内容で使 われている。 196... [Read More]

Tracked on Sunday, June 12, 2005 23:38

» パッチギ! [シネまだん]
監:井筒和幸 出:塩谷瞬 沢尻エリカ 9点  すばらしいです。2時間あっという間でした。ほんでもって、クライマックスは号泣でした。井筒さん、でかい口たたくだけのことあるやないの。朝鮮高校を舞台にした作品は、李相日監督の自主制作「青 chong」が記憶にある... [Read More]

Tracked on Monday, June 13, 2005 00:10

» 映画『パッチギ!』 [EVERSMILE(エバースマイル)]
監督:井筒和幸脚本:羽原大介、井筒和幸音楽:加藤和彦出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之製作:2004年、日本上映時間:119分『パッチギ!』公式サイト『パッチギ!』を上映している映画館は? 『パッチギ!』井筒和幸 監督独占インタビューストーリー時代はいまから37年前の1968年、... [Read More]

Tracked on Wednesday, June 15, 2005 10:32

» 「パッチギ」 [ひらりん的映画ブログ]
映画館で観ようと思ってて、見逃した作品をDVDで。 井筒監督が自ら、テレビで宣伝してたよね。 2004年製作の青春ドラマ、119分もの。 あらすじ以下ネタバレ注意↓(反転モード) 60年代の京都。 高校二年の康介はグループサウンズに影響を受けたりしてる普通の高校生。 ある日、担任から日頃から仲の悪い朝鮮高校にサッカーの親善試合の申込みをしに行かされる。 そこで見かけたフルートを吹く女学生・キョンジャ(... [Read More]

Tracked on Thursday, August 11, 2005 22:56

» 映画を見たで(今年102本目)−パッチギ− [デコ親父は減量中]
監督:井筒和幸 出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之、真木よう子、小出恵介、波岡一喜、オダギリジョー、加瀬亮、キムラ緑子、余貴美子、大友康平、前田吟、光石研 評価:98点(100点満点) 1968年の京都が舞台。 在日朝鮮人部...... [Read More]

Tracked on Saturday, August 27, 2005 19:27

« プロ野球 キャンプ情報 | Main | ちすん(続き) »