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Sunday, February 27, 2005

中村紀洋にビザ発給 3月2日練習開始/L.A. Dodgers

米国大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とマイナー契約した中村紀洋 内野手(元・近鉄バファローズ)は、米国政府からのビザ発給が遅れていたことにより、2月24日から開始されている練習には参加できていない。

米国入国に関しては、メジャー契約の場合にはスポーツ選手などを対象にした「P-1ビザ」が迅速に発給される。しかしながら、中村選手は、マイナー契約であるために、短期労働者扱いの「H-2Bビザ」を申請しており、米国政府側でのこの承認に予想以上の時間がかかった。

そして2月26日、ようやくビザが取得できたことをドジャース側が確認し、中村選手は3月1日に現地(フロリダ州・ベロビーチ)入りして、3月2日からキャンプに参加できることになった。但し、3月2日にはドジャースのオープン戦の初戦が予定されている。仮に中村選手がこのオープン戦に出場できたとしても、守備メンバー間の連携やサインプレーなどの練習ができておらず、また言語の問題もあり、チームの一員としてプレーすることはかなりのハンディキャップを負うと想像する。

野手でまだキャンプ地に到着していないのは中村選手だけ。トレーシー監督も、「飛行機から降りたばかりの選手をすぐに試合に使うことはできない。それはほかの選手にフェアではない。」とコメントしており、中村選手には、練習を通しての実力評価を早急に受けることが、メジャー登録への鍵となる。

なお、ドジャースの三塁手は、昨年までのベルトレーがFA権行使によって抜け、その穴埋めとしてシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)からバレンティン(35才/プエルトリコ出身/年俸350万ドル)が移籍してきている。このバレンティンはメジャー14年目のベテランで、過去5年間はシカゴに在籍。5年連続25本塁打を打っており、2004年は、打率「.216」、本塁打30本の記録。このバレンティンが居るため、トレーシー監督は、2月中旬の記者会見で、中村紀洋を一塁手として使う案にも言及している。

中村にとっては、守備負担が比較的小さい一塁手としてメジャーに残れる可能性があることは、もしかしたらラッキーかもしれない。

関連記事:
中村紀洋、ドジャース(Dodgers)入り (2005年2月6日)

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Apple iPod shuffle 512MB/1GB

Apple iPod Shuffle

6GB ドライブ搭載の新・iPod mini や、より容量の大きい iPod Photo 30GB / 60GB なども良いが、手軽ですぐに入手できるのは、Apple iPod shuffle。512MBタイプと1GBタイプがある。特に、512MBタイプは、税込みで10,980円(2005年2月27日現在)と安価。M9760G/Aは、専用のアームバンド。


Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A
Apple iPod shuffle 1GB M9725J/A
Apple iPod shuffle Arm Band M9760G/A

その他のApple製品は、こちらから → Apple総合

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失敗学/畑村洋太郎(Yotaro Hatamura)

失敗学 畑村洋太郎

失敗学のすすめ 畑村洋太郎・著
決定版 失敗学の法則 畑村洋太郎・著
強い会社をつくる失敗学 畑村洋太郎・著

2005年2月26日(土曜)の日本テレビ系番組「世界一受けたい授業」では、畑村洋太郎教授が、「失敗学」について語っていた。その内容は;

失敗には、良い失敗と悪い失敗がある。

良い失敗とは、チャレンジによって未知との遭遇が出来、そしてその結果としての失敗の原因を究明できるような失敗である。

科学の世界では、良く知られている世界の三大失敗がある。

第1は、米国の吊り橋・タコマ橋の崩落。この橋の崩落から徹底的に学んだことにより、その後の橋は「箱構造」が採用され、その結果として類似の崩落は一切起こっていない。
第2は、第二次世界大戦当時の米国・リバティ船の溶接の不具合。
第3は、ジェット機・コメット号の機体の金属疲労による不具合。

また、2004年10月の新潟県中越地方地震で、新幹線が脱線する事故が起こったが、あれほどの大地震で新幹線乗客らに怪我人が一人も出なかったのは、1995年の阪神淡路大震災の教訓が生かされているから。つまり、阪神では、高速道路の橋脚(橋桁)の破壊により被害が広がった。その後、JRは、橋脚の補強を行なっていたので、新潟の地震では震源地の真上に構築されていた高架線が一切崩れなかった。それにより、比較的軽微な被害で済んだ。

これに対して、悪い失敗とは、無知(知ろうとしないこと)による失敗、不注意による失敗。

成功を喜ぶだけでなく、失敗と上手に付き合うことが重要である。

リーダーは、どのような失敗が起こるかを仮想演習し、その対策を頭の中で考えておくことが必要。

と、まあ、こんな感じで、面白く、かつ実際に役に立つ。


ちなみに、上に書いたタコマ橋の崩落の写真は、The Tacoma Narrows Bridge Disasterのサイトで見ることができる。


なお、特定非営利活動法人 失敗学会のサイトは、http://www.shippai.org/
「この法人は、市民、企業、行政、教育機関に対して失敗原因の解明および防止に関して教育、会合の主催、コンサルテーション提供、インターネットからの情報発信を通して、経済的打撃を起こしたり、人命に関わったりするような事故・失敗を未然に防ぐ方策を提供することを目的とする。」
Professor Yotaro Hatamura / The Association of Study of Failure

また、科学技術信仰機構による失敗知識データベース構築の事業も、畑村氏が統括しておられる。
詳しくは、http://shippai.jst.go.jp/に記載されている。


なお、畑村氏の著書ではないが、下のような本も、1995年10月26日に出版されている。

Learning from Failure: The Systems Approach
Joyce Fortune, Geoff Peters 共著

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Saturday, February 26, 2005

プロ野球オープン戦開幕(NPB)

2005年2月26日、プロ野球オープン戦が開幕。

13時から安芸(高知県)で行なわれた、阪神vsオリックスは、11対3でオリックスが勝利。阪神の新外国人選手シーツは、ソロホームラン1本を含む2安打。先発投手杉山は力不足か。

大分での読売vs楽天は、9回表に勝ち越した楽天が4対3で勝利。オープン戦とはいえチーム創立初戦を白星で飾った。楽天の新人・一場投手は先発投手として登場し、3回投げて2失点。


野球(ゲーム)

「プロ野球スピリッツ2」 2005年4月7日にコナミから発売。
amazon.co.jpでは、15%オフで予約受付中。
「日本のプロ野球界において激動の年となった2004年から一転、「東北楽天ゴールデンイーグルス」「福岡ソフトバンクホークス」「オリックスバッファローズ」の三つの新球団を加え、躍動の2005年シーズンが始まる!
楽しみなのは、なんといってもシーズン中に実施されるセ・パ交流戦の実現だ。オープン戦のような余興含みの試合ではなく、ペナントレースに成績が反映される真剣勝負が体験可能だ。また、改修された楽天イーグルスのホームグラウンド・スタジアムも収録されているぞ。
今作では新モードとして、自分がチーム内のひとりの選手として試合に参加するモードが収録される。違ったポジションをそれぞれの視点から体験することができるため、新たな野球ゲームのスタイルが味わえるだろう。
もちろん、独自のピッチングとバッティングシステムも更なる改良が加えられた。一新されたグラフィックとサウンドとともに迫力あるプレイが楽しめるはずだ!」


実況パワフルプロ野球11 超決定版
発売中
「2004年度のプロ野球ペナントレース終了時の最新データを収録した野球ゲーム。本作は、2004年7月に発売された『実況パワフルプロ野球11』をパワーアップさせたタイトルで、2004年度のペナントレースを振り返ることができるゲームモードや選手データのオンライン交換機能などが追加されている。ゲームに登場するのは、プロ野球の現役選手520名とOB選手280名の計800名で、実在する選手データを収録。友達やコンピュータを相手に競う対戦、 140試合を戦い抜いて日本一を目指すペナント、大学野球部の部員となってプロ入りを目指すサクセスといったゲームモードが用意されている。 2004年度ペナントレースの全試合を収録したシナリオモードでは、各球団ごとに印象的な試合を月別に6つピックアップしてプレイ。12球団のシナリオをすべてクリアすると、その月の全試合をプレイできるようになる。サクセスモードでは、新シナリオとして栄光学院大学編を追加。栄光学院大学は『実況パワフルプロ野球11』で全国大会最後の相手として登場した強豪で、最初は強くないこの大学が成長していく過程を楽しむことができる。」

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機動戦士ガンダム SEED DESTINY

「機動戦士ガンダムSEED」の続編である。

2005年2月から、順次、DVDが発売されていく。賛否両論の問題作。

機動戦士ガンダム SEED DESTINY 1
迫力のバトルアクションで話題の「機動戦士ガンダム SEED」の続編第1弾。多大な犠牲を払って終戦を迎えた第ニ次ヤキン・ドゥーエ攻防戦。そんな中、戦争に巻き込まれ家族を失ったシン・アスカはザフトの戦士となっていた。第1話から第4話までを収録。 【収録内容】 PHASE-01 「怒れる瞳」 PHASE-02 「戦いを呼ぶもの」 PHASE-03 「予兆の砲火」 PHASE-04 「星屑の戦場」
機動戦士ガンダム SEED DESTINY 2
Vol. 2は、第5話から第8話までを収録。 【収録内容】 PHASE-05 「癒えぬ傷跡」 PHASE-06 「世界の終わる時」 PHASE-07 「混迷の大地」 PHASE-08 「ジャンクション」
機動戦士ガンダム SEED DESTINY 3
Vol. 3は、第9話から第12話までを収録。 【収録内容】 PHASE-09 「驕れる牙」 PHASE-10 「父の呪縛」 PHASE-11 「選びし道」 PHASE-12 「血に染まる海」


機動戦士ガンダム SEED DESTINY 4

機動戦士ガンダム SEED DESTINY 5

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Friday, February 25, 2005

ニッポン放送 新株予約権

2005年2月23日、ニッポン放送が同社株の新株予約権をフジテレビに割り当てることを発表。仮に、この権利をフジテレビ側がフルに行使すると、フジテレビは現在筆頭株主のライブドアを抜いて、過半数を占める筆頭株主の座に躍り出る。

いわゆるポイズンピル(毒薬)。

現在、ニッポン放送の40.5%の株式を保有しているとされるライブドアは、2月24日、上記の新株予約権の発行を差し止める仮処分申請を東京地方裁判所に対して行なった。ライブドアは、この仮処分申し立ての理由として、「新株予約権の割当先であるフジテレビのニッポン放送に対する支配権を維持することを目的とするものであり、著しく不公正」とコメントした。

また、フジテレビの村上光一社長は、2月24日、「まずTOBをきちんと成功させることを目指す」と述べ、TOBによるニッポン放送株25%超獲得も引き続き目指していく考えを明らかにした。また、TOB期限を5日間延長し、3月7日までとすることを発表した。

法廷闘争も含めて泥沼化。仮処分申立ての結果がどう出るかが、注目される。

なお、2月24日の市場では、価値の希薄化が嫌気されたのか、ニッポン放送、フジテレビ、ライブドアの各社の株価が揃って下がった。

関連記事:
ライブドア/ニッポン放送/フジテレビ 長期戦に
ライブドアのニッポン放送(JOLF)株取得(続報)
ライブドアがニッポン放送株35%取得

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Thursday, February 24, 2005

Nikon D2X

Nikon D2X が、いよいよ、2月25日に発売になる。

D2X関連 過去の記事

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画像検索技術(image search)

画像検索

当ブログの2004年12月2日の記事「ビデオ検索技術」の中で、私は、Google, Microsoft, Yahoo 各社が開発中のビデオ検索技術に言及しながら、これら各社の技術は「ビデオ検索」と呼ばれながらも本質的には「ビデオ検索」ではなく、キーワード検索の亜流に過ぎないという主旨のことを書いた。そして、真の意味での画像検索・映像検索の技術が望まれると述べた。

2005年2月23日夜のCNET Japanの記事「goo、類似画像の検索が可能なマルチメディア検索サービスを実験」によると、日本電信電話(NTT)とNTTレゾナント(旧・NTT-Xと旧・NTTブロードバンドイニシアティブが合併してできた会社)は、同日、画像の特徴など視覚的な情報から類似したコンテンツの絞り込みができる新しいマルチメディア検索サービス「MultiMedia Meister(マルチメディア・マイスター)」を開発したと発表したとのこと。

この技術の検証および評価が、本年2月23日から5月31日まで、「goo」上の実験サイト「gooラボ」で行なわれるらしい。

この種の研究成果を出せる企業・機関は現段階では世界でもそれほど多くない思われる。NTTグループは、基礎的にそのような潜在力を持った企業の一つであろう。

CNET Japanの記事はNTTサイバーソリューション研究所所長の小川克彦氏の言葉を引用し、「画像の周波数(鮮明さ)を16次元のベクトルで分類し、色を12次元のベクトルで分類している。合計28次元のベクトルにより、画像の類似性を判断する」と、その手法を説明している。その結果、「ユーザーが希望する画像に近い色や被写体の向き、形などを分類して表示」できるとしている。

そう説明されると、何となく、実用化も近そうな気がしてくる。ただし、特徴空間(つまり上記のベクトル空間)をどう取るか、その中でどのように「近さ」(つまり類似性の判断の基準となる距離)を取るか、といったところは今後も改善の余地があり、それによって実用化の度合いが増していくのだろう。いずれにしても、今後、ますます増え続ける膨大な量の画像・映像コンテンツを扱っていくためには、キーになる技術の一つである。

なお、NTTグループとは関係ないと思われるが、映像検索については、下記のような本も出ている。

MPEG‐7と映像検索  マルチメディア情報検索の新手法を詳述
著者: 国枝孝之, 高橋望, 脇田由喜

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Tuesday, February 22, 2005

刑事コロンボ/Columbo

刑事コロンボ

人気シリーズ「刑事コロンボ」の コンプリートDVD-BOXが、2005年3月25日に発売される。
DVD 23枚セット。

刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX

「ピーター・フォーク演じる刑事コロンボと犯人の息詰まる心理戦を描いた、アメリカの人気サスペンスドラマ「刑事コロンボ」を完全収録。」

アクションシーンがあるわけでもなく、犯人も最初からわかっている、それで成り立つ刑事ドラマ。
放送当時としては新鮮な印象があった。

2005年1月1日に発売になったバラDVDを買うよりは、このDVD-BOXのほうがかなり割安。

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Monday, February 21, 2005

Tommy Flanagan

今日聴いたCD。
Tommy Flanagan (トミー・フラナガン)


Something Borrowed, Something Blue / Tommy Flanagan

(Galaxy OJCCD-473-2)

* Tommy Flanagan - acoustic and electric piano
* Keter Betts - bass
* Jimmie Smith - drums

Tommy Flanaganのライブに初めて行こうと決めたのは、その当日の昼間だった。
ロンドンにTime Outという雑誌があり、それでライブのスケジュールを見つけて、電話で予約を入れた。
1991年頃だったと記憶している。
比較的小さなライブ会場なので、間近で彼の演奏を見てそして聴くことができた。

計算すると、彼は当時、61歳くらいだったことになる。
見た目では、もう少し老けているような感じだったが。

このCD(Something Borrowed, Something Blue)を買ったのは、そのライブの次の週末あたりだった。
録音は、1978年1月30日、BerkeleyのFantasy Studios。
Galaxy Recordsから出ている。
1990年にデジタル・リマスタリングされ、1991年7月1日、CDとして発売された。
プロデューサーは、Ed Michel。
シンプルなトリオ構成。
Flanaganの、アコースティックピアノとエレクトリックピアノ、両方を聴ける。
ライブのときの印象と同じような、暖かくて素朴な演奏。

曲は、
+ Bird Song
+ Good Bait
+ Peace
+ Friday the 13th
+ Something Borrowed, Something Blue
+ West Coast Blues
+ Groovin' High
の7曲。


Tommy Flanaganは、2001年11月16日午後6時(現地時間)、ニューヨークのマウントサイナイ病院で永眠。享年71歳。

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タバコ問題 / ダルビッシュ投手とか

たばこ について

2005年2月17日、日本たばこ株式会社(JT)が発表したところによると、同社が従業員を対象に行なった希望退職者の募集に、全社員の約三分の一に相当する5796人が応募したとのこと。三分の一というのはすごい。普通の会社だったら、それだけの社員が一気に辞めたら、事業の継続さえ難しくなるような気がするのだが、JTには、人が余っているのだろうか。

確かに、たばこは斜陽産業であり、JTも全18工場のうちの8工場の閉鎖の計画を打ち出している。それにしても、全社員の三分の一が応募とは・・・ 対象となったのは、閉鎖工場の従業員や、40歳以上59歳以下で勤続15年以上の社員。退職者には平均3000万円の退職金が上積みされる。また、応募者のうちの1232人が管理職。年代別では50歳以上が7割を占めた。これらの数字を見ていると、何か、今まで企業として成立していたことのほうが不思議。

この退職プログラムに伴って、同社は、2005年3月期決算に2060億円の特別損失を計上。また、2006年度以降、年間550億円のコスト削減効果になるとのこと。

確かに、たばこを吸う人は減っているからなぁ。

その一方で、こんなニュースが。

プロ野球の北海道日本ハムファイターズが、2月20日、同チームの新人(2004年秋のドラフトで1位指名)のダルビッシュ有投手(18)を当面の間謹慎処分とすることを発表。理由は、同選手がキャンプ中に那覇市内のパチンコ店で喫煙したということ。22日発売の写真週刊誌(火曜日だから「Flash」か?)にその写真(喫煙現場の写真か?)が掲載されることから、球団側が調査した結果、今回の処分となった。

ダルビッシュ投手のコメントは、「ファンの皆様の期待を裏切るような行為をしてしまい、大変申し訳なく思っております。今後はこのようなことがないように、野球に集中していきたいと思っております。」

ちなみに、ダルビッシュ投手の喫煙は、2004年9月3日発売の写真週刊誌にも掲載されており、この写真は2003年夏のもの、つまり同投手が東北高校2年生在学中のものであったことを本人も認めていた。

喫煙者層は、そう簡単にはなくならない。

関連ブログ記事:
二十歳の減点

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Sunday, February 20, 2005

Photo

今日(2月20日)は、ミュージシャンの撮影だった。
クライアントさんには、D2Xのことを少し聞かれた。

知らない間に、ニコンが、D2Hの後継機、D2Hsを発表していた。これ、要るのか?

Nikon D2X
Nikonデジタル

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ライブドア/ニッポン放送/フジテレビ 長期戦に

ライブドアによるニッポン放送買収の試みに関して、先週、以下の記事を書いた。
2005年02月09日:ライブドアがニッポン放送株35%取得
2005年02月10日:ライブドアのニッポン放送(JOLF)株取得(続報)

その後、堀江貴文氏が民放各局(但し、フジテレビを除く)のTV番組に出演するなどし、その戦略の一端を話している。

例えば、フジテレビの対抗策(TOB目標の変更)は既にライブドアの戦術には織り込み済みであるとか、ニッポン放送の増資を行なえばフジテレビの対抗策自体も有効性を持たなくなるとか、たとえニッポン放送の上場が廃止されてもニッポン放送株自体に価値がある(ニッポン放送が保有しているフジテレビやポニーキャニオンの株式など)ためライブドア側のリスクは限定的であるとか、そういったことを堀江氏は各番組で力説していた。

また、フジテレビ側に対する反撃の意図か、フジテレビ側についている大和証券SMBCがフジテレビのTOB発表前に鹿内家から割安で株式を購入したのがインサイダー取引にあたる可能性があるのではないかということも堀江氏は示唆していた。

先週、産業界、金融庁、あるいは自由民主党あたりから出てきた話としては、ライブドアがTOSTNET(トストネット)を使った時間外取引が脱法行為ではないかというもの。

つまり、ある会社の株式を所定の比率を超えて取得しようとするときには、その会社のすべての株主に売却の機会が平等に与えられるようにするために、TOBを行うか、市場内で取引をするか、どちらかでなければならないというルールがある。つまり、ライブドアの2月8日朝(一般の市場が開く前)のニッポン放送株式大量取得が、「市場内」の取引と言えるのかどうかが問題となっている。

このあたりは、現行法では「グレー」ということらしい。たとえ東証が「TOSTNETは市場内取引である」との立場をとっていたとしても、法律的観点からは、必ずしもそうとは言い切れないとのこと。私は専門家ではないのでこのあたりの理論は理解困難なところがあるのだが、
ふぉーりん・あとにーの憂鬱:ライブドアのニッポン放送株式は「違法」・・・だなんて、滅相もありません(1)
というブログ記事で、中山龍太郎(Ryutaro Nakayama)氏も書いておられる。

但し、法律家の専門的な判断がどうであれ、また、たとえ法の趣旨を考慮するにしても、今回ライブドアが「活用」した抜け穴の存在はM&A関係者の間では広く知られていたとの話もあり、そうであれば、今回のライブドアの行為自体を他企業の経営者や政府役人がどうこう非難するのは筋違いではないかと、私個人としては考える。非難する対象は、ライブドアの行為よりは、法や規制が未整備であった状況ではないか。ライブドアは、事前に金融庁に確認していたという情報もあるし。

産業界あるいは政界の一部から聞こえてくる声として、「経営者が築き上げてきた会社を、金の力で買ってしまうのはいかがなものか」というものがあるが、これもおかしい。そのようなことを言っている人は、会社を公開することの意味を、良く理解していないと思わざるを得ない。

典型例は、自民党の森前首相。森氏は、ライブドアがニッポン放送の筆頭株主になったことについて「若干疑問を感じる。カネさえあれば何でもいい、力ずくでやれるんだという考え方は日本の教育の成果かと疑問に思う」とコメントしたらしいが、問題の認識のしかたがおかしいし、言っていることが論理的ではない。これが政権政党に所属する国会議員の典型的な考え方だとしたら、彼らは経済オンチ以外の何ものでもない。立法府の怠慢がバレないようにする意図をもってあえて情緒的・非論理的なことを言っているなら別だけど。

公開会社は社会の資産であり、証券市場を介したダイナミックな所有移転は、会社の事業効率を最大化するための仕組みそのものであり、それが資本主義社会なのだから。

ただ、ライブドアの2月8日朝の行為が合法か違法かということと、ライブドアがこの勝負に勝つかどうかということは全くの別問題。

堀江氏は、放送とインターネットとの融合という事業ビジョンを主張するが、一般株主や「提携」を申し入れている先の会社の経営者に対する説明としては具体性に欠けるとも思える。

堀江氏が、TV等でしゃべりすぎるのも気になる。もし彼がこの件に本当に「人生を賭けている」ならば、「人生を賭けている」と公言することは足元を見られる材料になりはしないかと、他人事ながら気になったりもする。

現時点(2月20日の日曜)では、ライブドア側が保有するニッポン放送株式は39%あたり。一方のフジテレビは、TOBによる25%超の確保を「絶対に行いたい」と表明。あと、「村上ファンド」の出方は? 長期戦になってきているが、目が離せない。



企業買収防衛戦略
著者:武井一浩, 中山龍太郎,太田洋

堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方
著者:堀江貴文

関連ブログ:
livedoor 社長日記
Step by Step for 2006
NOBI'S WEBLOG "SOME ONE LIKE YOU BRO!"
P’s MEMO
シロー・カザミの「野良ねこ戦法」ここにあり~~!
チラシの裏
アリーmyら部

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Friday, February 18, 2005

ちすん(続き)

昨日の記事で書いた「ちすん」について。

テレビる毎日 :: 芸能家族大集合! :: 兄弟・姉妹(か行)には、
「金明順(キム・ミョンスン、姉・FM802のDJ) ちすん(妹・「超星神グランセイザー」ルシア役)」
と書かれている。

つまり、ちすんの姉は、FM802(大阪のFMラジオ局)でDJをしているらしい。


追記(関連記事):
zig zag road: ちすん/金智順/Chisun : パッチギ
zig zag road: パッチギ! 井筒和幸監督 塩谷瞬,沢尻エリカ 他

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Thursday, February 17, 2005

ちすん/金智順/Chisun : パッチギ

先日、渋谷のアミューズCQNで、井筒和幸監督の映画「パッチギ!」を見た。

「在日朝鮮人」という、撮り方によっては重くなりがちなテーマでありながら、ケンカあり、恋愛ありの娯楽映画としてちゃんと成立しているこの作品には、1960年代の京都の様々な様相が織り込まれていて、それら諸様相を微視的に楽しむという見方もできる一方で、そういう視点で見たときには、それはそれで突っ込みどころもたくさんあり、また機会があればそれらの点は書きたいが・・・

とりあえず、この作品を見ていて個人的に気になったのは、京都朝鮮高校2年生のシルサ役で出ている「ちすん」という女優。ヒロインのリ・キョンジャ(沢尻エリカ)の同級生の役である。妙に存在感が有る。視線もいい感じ。最初のほうの銀閣寺の近くでの高校生同士でのケンカのきっかけになったシーンとか、お葬式のシーンとか。

朝鮮人高校生の役としてもぴったりはまっている(メークのしかたもあるにしても)と思いながら見ていて、映画が終わった後で知ったのだが、このちすんは、在日三世で、彼女自身、大阪朝鮮高校の出身とのこと。昔からクラシックバレエや朝鮮舞踊をしていて、バレエを踊っているときにスカウトされて演劇の世界に入ったらしい。

本名の金智順(きむ・ちすん)のままだと正しく読んでもらえないし、「チスン」とカタカナにするとアジア人っぽくないし、それで平仮名で「ちすん」という芸名にしたと、どこかに書いてあった。

1983年11月3日生まれの21歳だが、既に実績は多く、下のような作品に出演している。

TVドラマ「超星神グランセイザー」ルシア役(レギュラー)/テレビ東京系
TVドラマ「ショコラ」/毎日放送系
TVバラエティ「チョナンカン」/フジテレビ系
映画「パッチギ!」 井筒和幸監督作品 シルサ役
映画「着信アリ2」 塚本連平監督作品 山内まどか役
映画「黄泉」 小松隆志監督作品 赤沼静江役 
映画「彼女等の真摯」山田祥代監督作品 主演・椿役
映画「恋はメールにのせて。~アボガド納豆~」 鈴木元監督作品 大沢恵美役
映画「血と骨」崔洋一監督作品
舞台「ダンスファンタジー 不思議の国のアリス」吉村一風:脚色 サイトウマコト:振付/よしもとrise-1シアター
舞台「青空のむこうに」小鉢誠二:作/近鉄小劇場
舞台 日韓合同公演「島-isle」金相秀:作・演出/主演/国際交流フォーラム
CM「チョーヤの梅酒 さらり」
CM「しっとりクッキー」(カバヤ食品)
CM「新世代携帯電話」(NTT Docomo四国)

まあ、とにかく、良かった! 機会があれば、また、出演作を観てみよう。

ところで、SportsNaviの2001年の記事で「第79回全国高校サッカー選手権第2日結果」(※)というのがあり、そこにこのような記載がある。「歴史つくった選手に声援 大阪朝鮮高、初戦で散る 31日、川崎市の等々力陸上競技場で行われた全国高校サッカー選手権の1回戦で、朝鮮学校としては初めて出場した大阪朝鮮高級学校は、健闘及ばず1-3で神奈川の強豪、桐蔭学園に敗れた。前半、3点をリードされたが、バックスタンドからは級友たちの必死の声援が続いた。民族衣装のチョゴリ姿で、民族楽器のチャンゴをたたきながら見守った金智順(18)さんは『このチームは、絶対になんかやってくれる』と、歴史をつくったイレブンに期待を寄せていた。」
ここに出てくる、金智順も、おそらく本人だろう。
※ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/hs/column/2001/ZZZ0ZGEH6HC.html

超星神 グランセイザー

パッチギ!
超星神グランセイザー ヒロインズ SAZER VISUAL

追記(関連記事):
zig zag road: ちすん/金智順/Chisun : パッチギ
zig zag road: パッチギ! 井筒和幸監督 塩谷瞬,沢尻エリカ 他


追記(2005年6月12日):
7月に、「パッチギ!」のDVDが発売される。

パッチギ! プレミアム・エディション

パッチギ! スタンダード・エディション


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Wednesday, February 16, 2005

プロ野球 キャンプ情報

2005年2月13日、沖縄でキャンプ中の阪神タイガースと北海道日本ハムファイターズが、宜野座村野球場で練習試合。
結果は、北海道日本ハム 15-0 阪神。
2月14日は練習休養日だったが、この練習試合の結果に、岡田彰布監督は、怒りの休日返上指令。

同じく2月13日、安芸の二軍キャンプでは、阪神タイガースの木戸克彦二軍監督が「次のクールくらいから放るよ」と明言。
ドラフト8巡指名の16歳ルーキー・辻本賢人投手のこと。
そして、2月15日、辻本投手は初めてブルペンに入り、20球を投球。
辻本投手本人は、「キャッチボール程度でしたが、緊張せずに気持ちよく投げられました」とコメント。

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Sunday, February 13, 2005

千葉マリンスタジアムにも命名権導入

このブログでもたびたび書いているように、野球などを中心に、スタジアムの命名権をスポンサー企業に売却するビジネス手法が定着しつつある。

契約金額は、複数年契約で数億円という規模であるが、運営費用確保に苦しむスタジアム側にとっては、命名権の販売は魅力的であろう。

今季、プロ野球関係では、下記のような球場で命名権が販売され、企業名の入ったスタジアム名が採用されている。
 フルキャストスタジアム宮城(宮城県仙台市)
 西武インボイスドーム(埼玉県所沢市)
 スカイマークスタジアム(兵庫県神戸市)
 福岡 Yahoo! JAPANドーム(略称はヤフードーム; 福岡県福岡市)

2005年2月12日、ロッテの重光昭夫・オーナー代行が、千葉マリンスタジアムについても来季以降、命名権を導入していくことを明らかにした。今シーズン終了後の2005年秋にも購入希望企業を公募する。

千葉マリンスタジアム自体は千葉市の第3セクターが運営しているが、ロッテがスポンサー企業を探すなど、千葉市とロッテ球団がともに収入を得る形を探る。

また、重光オーナー代行は、西武ライオンズが2軍チームの命名権をインボイスに売ったのと同様に、ロッテの2軍チームの命名権導入も検討していく。

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Saturday, February 12, 2005

楽天イーグルス開幕戦のテレビ放送権

プロ野球 新球団の東北楽天ゴールデンイーグルスの初公式戦は、3月26日13時開始のロッテ戦(ロッテ主催,千葉マリンスタジアム)であるが、この試合のテレビ放送権を日本テレビ放送網が取得したらしい。

この開幕戦の放送は当初テレビ東京に内定していたところ、日本テレビがロッテ球団と交渉した結果、放送権を獲得した。

日本テレビがこのように積極的に動くのは、読売ジャイアンツ(巨人軍)主催試合のコンテンツとしての価値が相対的に落ちてきていること、新球団創設時前後の状況から変わって、岩隈や一場などといった人気選手を擁する楽天イーグルスの人気が非常に高まってきていることが背景にあるはず。

元々は、球団数削減の方向で読売ジャイアンツを中心とした球界再編に動いていたグループの一員である日本テレビが、新球団楽天イーグルスの人気に頼らなければならないという事情は皮肉である。

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Friday, February 11, 2005

ワールドカップ予選 日本 2-1 北朝鮮

サッカー日本代表(DVD)

日本代表 Go for 2006!
日本代表激闘録 アジアカップ2004


Japan 2-1 D.P.R.K(North Korea)

2005年2月9日19時30分から、埼玉スタジアムで、ワールドカップ予選の日本対北朝鮮のゲームが行われ、後半ロスタイムにFW大黒による決勝点を得た日本が、2-1で勝利し、勝ち点3をあげた。

以前の記事で、北朝鮮のことを「日本にとっては油断できない相手」と書きながらも、心の中では2-0くらいで日本が北朝鮮に勝つのではないかと思っていた。

蓋を開けてみると、北朝鮮の強さは予想以上だったといって良い。

前半4分、MF小笠原のフリーキックで1点をいれたところまではまあ良かった。

その後、日本の攻撃にアグレッシブさが薄れた。北朝鮮も、イエローカードをもらいながらも果敢にあたってくる。シュート数はほぼ互角。

後半16分、北朝鮮のナム・ソンチョルのシュートで同点に追いつかれる。

その後も、北朝鮮の鋭いシュートなどがあり、ヒヤヒヤしながらの観戦。

同点に追いつかれた後、日本は選手交代で立て直す。19分に鈴木に代えて高原、21分に田中に代えて中村、34分に玉田に代えて大黒を投入。高原や中村の投入によって、日本がボールを支配する時間が増えてきた。

最後のほうは北朝鮮も同点引き分けを狙っている気配もある。北朝鮮にとっては、アウェイの日本戦で引き分けられれば、まあまあの成果だろう。

そんななかで、ロスタイム中、北朝鮮のゴール前、キーパーがはじいたボールをMF福西がゴール前に。ゴールに背を向けていたFW大黒がそのボールをノートラップで捕らえ、身体を180度回転させながら左足でボレーシュート。相手デフェンダーの横をワンバウンドで通り過ぎたボールはそのままゴールに入った。

これが決勝点となり、辛くも、日本が勝利。

大黒のコメント「福西さんがいいボールを落としてくれた。浮かさないよう、うまくシュートがうてた。大事な初戦でチームの力になれてうれしい。」


この試合はテレビ朝日系で放送されたが、ビデオリサーチ社の視聴率調査によると、各地区の視聴率は次の通り。
 関東・・・・・47.2%
 関西・・・・・43.5%
 名古屋・・・・40.3%
 北部九州・・・37.2%
 北海道・・・・44.4%
関東地区での瞬間最高視聴率は、57.7%という高率だった。


次は、3月25日にアウェイ(テヘラン)でのイラン戦、そのあと中4日で、3月30日に埼玉スタジアムでのバーレーン戦が予定されている。

2月10日、ジーコ監督が明らかにしたところによると、日本代表チームの今後の予定は、3月17日からドイツ国内で合宿、22日頃にテヘラン入りすることになっている。ドイツで合宿を行う理由は、テヘランとの時差が比較的小さい点、欧州組の移動負担を軽減して合流しやすくする目的、の2点。日本-ドイツ-テヘラン-日本の移動には、チャーター機を用意する。

日本は予選グループBで、悪くても3勝1敗2分、できれば4勝2分程度の成績を残してほしいと、私個人的には考えている。

なお、2月9日(現地時間)にバーレーンで行われたバーレーン対イラン戦は、0-0で引き分け、両チームが勝ち点1を得た。

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神戸球場はスカイマークスタジアム(Skymark Stadium)に

このブログでもときどき書いているが、日本でも、命名権ビジネスがすっかり定着した。

2005年2月10日、プロ野球 オリックス・バファローズの本拠地である神戸球場(グリーンスタジアム神戸)を所有する神戸市は、同球場の命名権を新たにスカイマークエアラインズに与えることを発表した。これにより、球場の新名称は、「スカイマークスタジアム」(英文表記は「SKYMARK STADIUM」)となる。今年から3年間の契約で、契約料は2億円。

スカイマークエアラインズ社は、2006年2月に開港予定の神戸空港への就航を予定しており、神戸での事業展開のために同球場の命名権取得が有効であると考えた。

同球場の命名権は2003年3月から2年間、ソフトバンクBBとヤフーが持っており、この間、球場名は「ヤフーBBスタジアム」とされていた。

ソフトバンクはこの契約を更新せず、福岡ダイエーホークスを買収して、福岡ソフトバンクホークスとして球団経営に参入した。

神戸市の公募に対して、スカイマークエアラインズ、グッドウィル・グループ、平成電電の3社が応募し、スポンサーを選定する委員会によってスカイマークが選ばれた。

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Thursday, February 10, 2005

ライブドアのニッポン放送(JOLF)株取得(続報)

昨日の記事に続いて、関連する動きを拾ってみる。

まず、堀江貴文氏のブログから。

2005年2月7日の記事の「明日は早い。朝6時起床だもんね・・。」は気になっていたが、やはり、

2月8日の記事によると、「朝6時に起床。朝一で取締役会。CB発行の決議。これまでの人生で一番大きな意思決定をした瞬間かもしれない。これまでの人生を賭けた勝負かもしれない。」と、ニッポン放送株を取得するまでの経過が記録されている。

すごいことを平気でやっているような顔をしながら、やはり、「賭け」を意識している。

一方は、フジテレビが、対抗処置として、ニッポン放送株式の公開買い付け(TOB)条件の変更を発表。

当初は2月21日までだったTOBの実施期限を3月2日に延長。TOBによる買い付け株式数の下限を発行済み株式の50%超から25%超に引き下げ。なぜこれが対抗処置になり得るかというと、商法の規定で、フジテレビがニッポン放送の発行済株式の4分の1以上を保有すると、ニッポン放送の保有するフジテレビの株式については、フジテレビの株主総会で議決権の行使ができない(禁じられている)ため。

ただ、フジテレビは、TOBの買付け価格は従来通りの5950円のままで、変更していない。

ニッポン放送がフジテレビへの議決権を行使できないとなると、ライブドアは、たとえニッポン放送の経営に口出しすることはできても、その先のフジテレビの経営には介入できない。つまり、フジテレビは、最悪の場合にはニッポン放送を防波堤にすることによって、自社の経営権を守る。

またさらに、TOB合戦によって浮動株が少なくなれば、ニッポン放送株自体が上場廃止になる場合も出てくる、またその場合にはニッポン放送株の価格が下がる場合もあるので、そうすると、ライブドアは投資資金が塩漬けになるのを防ぐために株式を手放すかもしれない。

んー、フジテレビ側にこんな手が残っていたとは。

ライブドア側は、この事態も織り込んだ上で2月8日朝に仕掛けたのだろうか。

毎日新聞の報道によると、「フジの条件変更についてライブドア幹部は『情報収集中でコメントできない』とした」とのことだが、このあたり、ひょっとすると、ライブドア側は、フジの反撃にややあせっているかもしれない。


また、別の話だが、2月10日、ライブドアは、出版会社「ライブドアパブリッシング」を今月中に設立することを発表。この新会社は、様々なインターネットコンテンツを紙媒体化するビジネスを核にするとのこと。総合的なメディア事業に対する執念が感じられる。


ついでに出てきた話としては、2月9日、フジテレビは、堀江貴文氏ががレギュラー出演している自局の番組「平成教育2005予備校」の2月13日放送分を、突然延期することを決定。フジテレビの広報は「ライブドアのニッポン放送株取得とこの放送延期との関連性は否定」しているらしいが、大いに関連性があるのは、誰の目にも明らか。

この件について堀江氏は、自分のブログの2月8日の記事で、「ちなみに、日曜日の私がレギュラー出演している、平成教育2005予備校は中止にされてしまったようだ。うーん、凄いことやるなあ。そんなのってあり? ありえねーとか思ってしまった。視聴率取れると思うんだけどなあ。」

視聴率の問題か? というか、堀江氏は、こういう間の抜けた発言を結構本気ですることが多々あり、ニッポン放送株をめぐるライブドアとフジテレビとの今回の争いそれ自体が、一般大衆にとっては、ものすごいエンターテイメントとなっていることを、その争いの一方の当事者でありながら、よーく理解しておられる。ものすごく賢いのか、天然なのか、あるいはその両方か。

火曜(8日)、水曜(9日)と、ストップ高を続けてきたニッポン放送株。木曜(10日)も一時は前日比1000円高くらいまで行っていたが、フジテレビがTOB目標を当初の「50%超」から「25%超」に下げたことを発表したことを受けて、急落。結局は前日比40円高の7840円で取引を終えた。11日は祝日のため、市場での株の動きは、来週までしばらく休憩。

今回の一連の動きを機に、日本の公開企業の経営者たちも、あらためて、自社が買収されることを防止するための手段をあれこれ考えざるを得ないはず。ライブドア側もフジテレビ側も、いろんな手法を使っている。この類の手法がいろいろと考え出され、また、それらのうちのいくつかは規制され、といったことを繰り返していくのだろうか。

ただ、今回の騒動のそもそもの発端は、フジテレビとニッポン放送との間の異常な資本構造が原因なのだが。

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Wednesday, February 09, 2005

ライブドアがニッポン放送株35%取得

ライブドアの堀江貴文社長が、2005年2月8日、東京都内で記者会見を行った。

それによるとライブドアの完全子会社であるライブドア・パートナーズが同日、東京証券取引所の売買システム「ToSTNeT-1」を用いた時間外取引によって、ニッポン放送の株式を買付けた。

同日の買付け株数は、ニッポン放送の発行済み株式総数の29.6%にあたる972万270株。また、先週までにライブドアが取得していたニッポン放送株式175万6760株とあわせると、ライブドアグループは、ニッポン放送の発行済み株式の35.0%にあたる1147万7030株を保有することになり、一気に大株主となった。

堀江氏は記者会見において、「市場で一般的に取引きされている株を買っただけで、取引相手を特定することはできない」としているが、まあ、普通に考えて、ニッポン放送程度の規模の会社の株が972万0270株も、「偶々」売りに出ていたと言うことは、非常に考えにくい。

ちなみに、ライブドアは、この買付けに要した700億円の資金は、私募転換社債の発行によって調達したとのこと。ライブドアの株価が上がると、株式への転換が進むため、社債の償還のための現金を用意する必要はなくなる。

また、堀江氏は、「35%も持っていると、株価が5%とか10%とか下がっただけで数十億円の損害になる。ニッポン放送の価値を上げざるを得ない。資本提携とは私はそういうものなんだと思っています。35%(の株式)を持って、我々はニッポン放送に賭けるんだ・・・」ということも語っている。

堀江氏の狙いは何なのか。

普通に考えて、本業のインターネットとの多少のシナジーはあるだろうが、AMラジオ局という「超オールドメディア」だけを手に入れたかったとは考えられない。

当然のことながら、フジサンケイグループ全体が何らかの形で視野に入っているはず。ニッポン放送よりも時価総額の多いフジテレビは実は現在はまだニッポン放送の「子会社」であるし、音楽などのコンテンツを保有しているポニーキャニオン(1955年の創立時の名称は、株式会社ニッポン放送事業社)も傘下にある。このあたりのメディア事業を手に入れて、事業の展開を図って行きたいのかもしれない(2000年にAOLとタイムワーナーが合併したときみたい)。

あるいは、親子のねじれ現象を解消する目的で、フジテレビが、親会社であるニッポン放送株のTOBを現在かけていることに絡んで、買付けたニッポン放送株を高値で売り抜けることを考えているのかもしれない。

あるいは、プロ野球の横浜ベイスターズの株式の30%程度(たぶん)をニッポン放送が保有していること、ヤクルトスワローズの株式の20%(たぶん)をフジテレビが保有していることと関係あるのかもしれない。まあ、野球チームのために700億円を投じることは考えにくいが。

ちなみに、フジテレビの広報担当者は「ライブドアから事前に相談はなかった。こちらは(ニッポン放送に対する)TOBを着々と進めている段階。株主にもいろいろな意見があるようなので、同社の動きを注視したい」とコメント。フジテレビの境政郎常務は「今朝出社してライブドアによるニッポン放送株の取得を初めて聞いた。事前の申し入れなどはなかった。ニッポン放送株の公開買い付け中に、いろんなことが起きる可能性は想定していた。」とのこと。

しかし、まあ、「たったの」700億円で、フジテレビを実質的に支配できるかもしれないと言うこと。それが、たまたまライブドアだったにすぎず、他者にも等しくそのチャンスはあったということ。資本の効率と言うことを考えていくと、このような案件は他にもまだまだ出てくる可能性があるのだろう。マネーゲームだけを追及するようになったら、それはちょっと面白くないが。

livedoor 社長日記

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Tuesday, February 08, 2005

ハーフタイムショウにはポール・マッカートニー

スーパーボウル(Super Bowl XXXIX)のゲーム内容についてはそのうちちゃんと書くとして、今年のハーフタイムショウは、あのポール・マッカートニー(Paul McCartney)

曲は、この4曲。生中継では、すべて放送されていた。
1. Drive My Car
2. Get Back
3. Live And Let Die
4. Hey Jude

1, 2, 4は、言うまでもなくThe Beatlesの名曲。3は、Wingsのときの曲で、邦題は「死ぬのは奴らだ」。

"Hey Jude"のときには、TV中継で引いた映像が入り、スタンドの観客が協力して作っていると思われる人文字(Na na na ......)がきれい。花火も、効果的に使われていた。

ポールも、もう、62歳。年の割には少し老けて見えるかも。でも元気な様子が画面から伝わってきて良かった。

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Monday, February 07, 2005

New England Patriotsがスーパーボウル連覇

米国時間の2005年2月6日(日本時間では7日)、米国フロリダ州ジャクソンビルのオールテル・スタジアムでNFL第39回スーパーボウルが行なわれた。

ゲームは、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)が24-21の3点差でフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)を下し、2年連続のスーパーボウル優勝を果たした。

スーパーボウルでの連覇は、史上7チーム目。

ペイトリオッツはここ4年間で3度目の優勝。QBのブレイディ(Brady)も3度目のスーパーボウルリングを獲得した。

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Sunday, February 06, 2005

The Blues Movie Project

ブルース

ザ・ブルース ムーヴィー・プロジェクト コンプリートDVD-BOX

限定品。

全7タイトルの日本特別仕様 DVD BOX。2005年3月4日発売。

ヴィム・ヴェンダースの最新作を始め、映画界を代表する名監督たちが“ブルース”をテーマに撮った7作品が収められている。各作品、監督による音声解説がある。また、約50Pのブックレット(書き下ろしによる解説)や、ライブ映像などといった特典あり。監督インタビューや、海外版および日本版の予告編映像、「ライトニング・イン・ア・ボトル」の予告編映像が含まれている。


1.『ソウル・オブ・マン』


『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でキューバ音楽の魅力を世界に発信したヴェンダース監督が、再び知られざるミュージシャン達の人生にフォーカスをあてた!
●2003年カンヌ国際映画祭特別招待作品
《監督》 ヴィム・ヴェンダース
《出演(アーカイブ映像を含む)》 スキップ・ジェイムス、J.B.ルノアー、ベック、ルー・リード、ボニー・レイット、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、ロス・ロボス他


2.『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』


『ギャング・オブ・ニューヨーク』 『タクシードライバー』 『ラスト・ワルツ』 の巨匠スコセッシがブルースの母なる地、西アフリカを訪れブラック・ミュージックのルーツに迫る。“アフリカのブルースマン”と呼ばれるアリ・ファルカ・トゥーレの熱い語りはファンには見所。
●2003年ヴェネチア国際映画祭特別招待作品
●本編約80分+特典映像約20分
《監督》 マーティン・スコセッシ
《出演》 アリ・ファルカ・トゥーレ、サリフ・ケイタ、タジ・マハール他


3.『レッド、ホワイト&ブルース』


ブルースが大西洋を渡らなければビートルズ、ストーンズ、クラプトンのUKロックは生まれなかった!『リービング・ラスベガス』 の英国監督によるブリティッシュ・ロックスター総出演の必見作。クラプトンやヴァン・モリソンなどの証言を元に、ロックのルーツとしてのブルースの役割を紐解く。
●2003年ヴェネチア国際映画祭特別招待作品
●本編約93分+特典映像約21分+監督コメンタリー約93分
《監督》 マイク・フィギス
《出演》 エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、トム・ジョーンズ、ヴァン・モリソン、スティーヴ・ウィンウッドB.B.キング他


4.『ロード・トゥ・メンフィス』


『ウッドストック』の撮影監督としてアメリカの音楽シーンを見つめ続けたピアース監督によるソウルフルなブルース・ロード・ムーヴィー!メンフィスから世界へ旅立った男たちの熱くホロリとさせられる生き様を、B.B.キングを始めとする伝説のミュージシャンたちの姿を通して描く。
●本編約89分+特典映像約25分
《監督》 リチャード・ピアース
《出演》 B.B.キング、ボビー・ラッシュ、ロスコー・ゴードン、アイク・ターナー


5.『デビルス・ファイヤー』


本プロジェクトただ一人の黒人監督が自身の体験を映像化。50年代のミシシッピを舞台にブルースとともに成長する少年を描いたハート・ウォーミング・ストーリー。50年代、同じ黒人音楽「ゴスペル」に比べ、「ブルース」がセクシャルで品がないとされていた時代を背景に、そんなブルースへ傾倒していく少年の姿を描く。
●本編約89分+特典映像約26分+監督コメンタリー約90分
《監督》 チャールズ・バーネット
《出演》 サン・ハウス、マディ・ウォーターズ、ライトニン・ホプキンス、ベッシー・スミス、W.C.ハンディ、ビッグ・ビル・ブルーンジー他


6.『ゴッドファーザー&サン』


ブラック・ミュージックの時代を超えたコラボレーション!ヒップホップとブルースの感動的な邂逅を『SLAM』の監督が鮮明に捉えた。ヒップホップとブルースのコラボレーションを通して、ブルースの歴史を紐解くドキュメンタリー。チャック・Dやオーティス・ラッシュ、サム・レイら、時代を超えたアーティストが一同に会す。
●本編約96分+特典映像21分+監督コメンタリー約99分
《監督》 マーク・レヴィン
《出演》 チャックD、コモン、オーティス・ラッシュ、ハウリン・ウルフ、マディ・ウォーターズ、ボ・ディドリー、サム・レイ、マジック・スリム


7.『ピアノ・ブルース』


『ミスティック・リバー』で自ら音楽を担当したイーストウッド監督がジャズやR&Bまで裾野を広げブルースの懐深さを伝える。レイ・チャールズファッツ・ドミノらが豪華ミュージシャンをフィーチャリングした作品。「ブルース」を題材に、ジャズやR&Bなど、現在のブラックミュージックのスタンダードなジャンルに与えた影響を伝える。
●劇場未公開作品
●本編約92分
《監督》 クリント・イーストウッド
《出演》 レイ・チャールズ、デイブ・ブルーベック、ファッツ・ドミノ、ドクター・ジョン、プロファッサー・ロングヘア 他

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Jeff Thomason 建設現場からスーパーボウルへ

第39回スーパーボウルの開催まであと半日程度となった。

様々な記事や、勝敗予測などがインターネット上に溢れかえっているが、面白いのは、フィラデルフィア・イーグルスのタイトエンド ジェフ・トマソン(Jeff Thomason, 1969/12/30生まれの35歳, オレゴン大卒)という選手。

このトマソンは、「プレイオフで敗れた試合に出場して、その次の出場ゲームがスーパーボウル」となるおそらく唯一のNFLプレイヤーであろう。

彼は、10年間のNFL経験と、グリーンベイ・パッカーズの選手として2回のスーパーボウル出場経験を持つものの、フィラデルフィア・イーグルスを最後に2年前には現役引退し、現在は建設会社のプロジェクト・マネージャとしてニュージャージー州チェスターフィールドで働いている。今回は1試合だけの契約でイーグルスのタイトエンドとしてオールテル・スタジアムに姿をあらわす。これまでで彼が最後に出場した試合は、2003年1月のNFCチャンピオンシップゲーム、フィラデルフィア・イーグルスがタンパベイ・バッカニアーズに敗れたゲームであった。

2005年1月23日のNFCチャンピオンシップゲーム、第4クォーター残り3分27秒、イーグルスのタイトエンド チャド・ルイス(Chad Lewis)選手はクォーターバックのドノバン・マクナブ(Donovan McNabb)からこの日2個目のタッチダウンパスを受けたとき、左足を負傷した。そして、この怪我によって故障者リスト入りした。

イーグルスは、翌1月24日、トマソンに電話連絡を取った。ルイス選手の代替として、1試合限りの契約を打診する内容だった。実は最初にトマソンに電話をかけたのは、トマソンの友人でありかつてのチームメートであり、そして故障者リストしているチャド・ルイス本人だった。トマソンは、最初は冗談だろうと思って相手にしなかった。ところが、チームの複数の人間から電話が次々にかかってくるに及んで、彼も、これが真剣なオファーであることを認識した。

建設現場に向かう途中でこの連絡を受けたトマソン選手は、家に戻って支度し、夕方には入団テストを受けた。引退後もトライアスロンのトレーニングで身体を鍛えていたことが、2年間のブランクを多少は埋めたのだろう。また彼は、イーグルスの攻撃システムも、よく理解していた。そしてその日の夜には、最新の分厚いプレイブックを手にしていた。朝10時にチャド・ルイスから電話を受けてからわずか10時間後のことだった。

現在のイーグルス ヘッドコーチのアンディー・リード(Andy Reid)は、トマソンがグリーンベイの選手としてスーパーボウルに出場したときにはアシスタント・コーチを務めていたので彼のことは良く知っている。一方で、トマソンの現在の職場の仲間は、彼がNFL選手だったことさえ知らないという。

今回のスーパーボウル出場のためにトマソン選手は現在勤めている建設会社を辞めるわけではなく、会社から副業の許可を得たうえで2週間の休暇を取り、その間にチーム練習およびゲーム本番をこなす。この2週間でトマソン選手は今年の休暇を使いはたす(それと引き換えに、建設会社社員としての年収より多い金額を2週間で稼ぐのだが)ため、職場に戻ってからはもう休みは取れないとのこと。

イーグルスは、L.J.スミス(L. J. Smith)、マイク・バートラム(Mike Bartrum)に次ぐ、3番目のタイトエンドとしてトマソンをベンチ入りさせる。つまり、バックアップ選手であり、プレイの機会はそれほど多くないはずだが、テレビ画面で背番号85番を探してみたい。

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中村紀洋、ドジャース(Dodgers)入り

プロ野球 前・大阪近鉄バファローズの中村紀洋選手(31)が、ポスティングシステムで米国大リーグロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)への入団を決めた。1年間のマイナー契約。招待選手としてキャンプに参加する扱い。背番号は、近鉄に入団したときと同じ、66番。

中村選手は、日本国内でトレーニングをした後、2月下旬から、フロリダ州ベロビーチでの春季キャンプに参加する予定。

中村選手は以前にも大リーグのニューヨーク・メッツ(New York Mets)と入団交渉を進めていたが、そのときは入団決定直前で意思を翻して近鉄に残留した。

それから2年、決して年を取りすぎたわけではない(まだ31歳)が、日本でも何となく賞味期限が切れた感じのするプレイヤー。

マイナーからのスタートとなる中村には、日本人選手として頑張ってほしい。体型的にもメジャーの内野手という感じではないし、あのバッティングフォームが大リーグで通用するのかもかなり疑問。そのようなことを実力で跳ね返してくれることを期待したい。

年俸も近鉄時代と比べると大幅ダウンになるが、もうひと花さかせることができるのか。

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Justsystem 「一太郎」特許侵害事件

ジャストシステム

2月3日に書いた記事「『一太郎』特許侵害に関する日経記事」 に対して、MAROONさんからコメントをいただいた。その主旨は、「一般利用者が使用を継続する場合に、たとえ特許侵害が明らかであっても、販売済みの分までの使用をやめさせることは困難」というものであった。

確かに、松下電器産業がすべての利用者に対して使用差し止めの請求をすることは現実にはあり得ないだろう。その利益がないから。

また、法律によると、そもそも、一般の消費者が個人利用で一太郎を使用することは、松下電器産業が有する特許権を侵害することにはならない。どういう行為が特許の侵害になるかということは、法律に規定されており、商品の使用に関しては、大雑把に言うと、業務用(仕事用、ビジネス用)の使用のみが侵害の行為となる。つまり、多くの個人利用者は、事業などの目的で使用しない限りは法的にも問題がない。

逆に、業として使用する場合には、それは特許権の侵害であり、ということは道徳上の問題ではなく違法行為であり、そのような違法行為の場合を含むにもかかわらず「利用者は使用し続けられる」と日経記事が断定するのはいかがなものか、というのが、2月3日の私の記事の趣旨であった。まあ、現実的に訴えられるかどうかと言う問題と、訴えられないからと言って違法行為を行なってよいかという問題は、別問題であると言うこと。

ところで、2月5日、ジャストシステム社の幹部が会見を行ない、「納得できない。控訴して断固戦う。」と強気で語ったとのニュースが出ている。本特許に関する事件としては、2004年8月の訴訟(2005年2月の判決とは別事件)では、ジャストシステム側が勝訴している。そのときのポイントは、文字の「?」というマークが「アイコン」にはあたらず、ジャストシステム社の製品が特許の構成要件を満たさないと言うものであった。一方、今回の(2005年2月)の判決では、絵が付いているために異なった認定となり、特許侵害と判断された。

ジャストシステム社の内藤興人理事は、「絵がついているだけで抵触するというのは、まったく理解できない。全世界のソフトウエアメーカーにとって由々しき問題だ」と批判したとのことであるが、今回の東京地裁の判断のポイントを考えたときに、内藤興人理事のこの認識は大丈夫なのだろうかと他人事ながら心配になる。日亜化学対中村教授の青色LED職務発明訴訟の一審のときの日亜化学側のコメントと似たような自己中心性が、何となく、見え隠れするのだが。

ところで、ジャストシステム社の強気とは独立に、コンプライアンス経営の観点からも、利用者(特に企業や各種機関など)のほうは自己防衛に走りつつあるようである。私の知っている企業は、さっそく、リスク回避のために一太郎の全面リプレースを検討し始めたようである。また、MS Wordの使用が主流となった民間企業に対して、一太郎のシェアが大きいのは実は役所などの公的だそうである。日本中の役所が揃って違法行為を行なうというのは、あまりシャレにはならない事態である。

あるところで聞いたのだが、東京地裁の裁判官は、今回の判決を書くために、普段から使っている「一太郎」ではなく他のワープロソフトを使ったとのこと。笑い話のようであるが、確かに、一太郎を使っていれば、「特許侵害である」という判決をする行為自体が特許侵害になるわけであり、裁判所の信用に関わる。

そんな、利用者からの声に押されたのか、「ジャストシステム、特許問題回避へソフト変更検討」という記事(※)も出ている。この記事によると、ジャストシステム社は、「判決を受け、希望するユーザーに対しソフトの一部変更に応じる検討を始めている」とのこと。松下の特許を回避する製品(パッチ?)をネットを介して提供する方向のようである。

まあ、今回の特許の技術は、ヘルプを表示させるための操作に関するものなので、ワープロソフトに取って本質的なものとは思えない。「希望するユーザに対して」などと言わずに、すべてのユーザ向けに、製品からその機能だけ外してしまうという手もある。販売差し止めなどだけで、損害賠償請求はないみたいだから。

※ http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050204AT1D0405604022005.html

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Super Bowl XXXIX

Superbowl

[NFL] Championship Games スーパーボウル出場決定の記事に対して、RuPu RuPuさんなどからトラックバックをいただいた。いよいよ、あと30時間ほど(?)でスーパーボウル New England Patriots vs Philadelphia Eaglesが始まる。今週は仕事をたくさん片付けたので、何とか月曜日には休みを取って生中継をTV観戦できるめどがついた。

競艇ダメダス.NET for PC: 第39回スーパーボウル オッズによると、ブックメーカーのオッズは、New Englandが1.36倍に対して、Philadelphiaは3.00倍。やはり、New Englandのほうが有利と見られている。私は、どっちかを応援するというのではなく、ゲーム自体を楽しむほうなので、好ゲームになることを期待したい。

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Thursday, February 03, 2005

「一太郎」特許侵害に関する日経記事

ビジネス編のほうに、「松下電器産業が勝訴 一太郎・花子は特許権侵害?」という記事を書いた。

それにしても、久々に聞く「一太郎」という言葉が、このような形で出てくるとは・・・ 意外だった。

一太郎を販売するジャストシステム社が「2005年3月期業績への影響はない」とコメントしているにも関わらず、JASDAQ市場では、同社株の2月2日の取引値は、前日比100円安(ストップ安)の500円。

ところで、2005年2月2日の日本経済新聞朝刊1面には、「『一太郎』の製造・販売禁止」という見出しで、東京地裁の判決を報じる記事が掲載されている。この記事の中で気になったのは、「判決が確定しても利用者は使用し続けられる」という一文。この「判決が確定しても」とは、今回の、ジャストシステム側による特許侵害があったことを認定した判決が仮に確定した場合のことを指す。そのような場合に、「利用者は使用し続けられる」と言い切る根拠は何かあるのだろうか。松下電器産業の持つ特許の権利範囲に一太郎が触れる限り、その製品を利用者が「業として」用いる場合には、その利用者の行為も特許侵害であるので、とても「使用し続けられる」とは言えないような気がするのだが・・・

何かあるのだろうか。

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Tuesday, February 01, 2005

Yahoo! Blog

2005年1月31日、ヤフーが「Yahoo!ブログ」ベータ版の提供を開始した。「Yahoo! JAPAN ID」を取得しているユーザーが、無料でブログを作成することができる。

「Yahoo!ブログ」は、基本的には容量無制限、但し、画像は1ブログあたり2GB(ギガバイト)に制限されている。

先行している無料ブログサービスの、例えばFC2ブログ(http://blog.fc2.com/)なども、テキストの容量は無制限、画像は1ブログあたり1GBとなっている。

たいていのブログでは画像はそれほど多用されず、テキスト情報が主であることを考えると、上記のデータ容量は事実上はほぼ制限がないと考えてもよい。

それと比べると、例えば、テキストも含めて30MB(メガバイト)の容量に制限されているNiftyのCocolog(いちばん下のコース)などは、今となっては非常に窮屈な感じがするものであり、このような制限が一刻も早く撤廃されることが望まれる。

Yahoo!ブログの機能的な特徴としては、下記のようなものが挙げられる。
- プロフィールに「Yahoo!アバター」で作成した自分のキャラクターを表示可能
- 16種類のデザインと16種類の背景を選択し、計256パターンのデザインが可能
- RSS配信に対応
- 気に入ったブログの動向を簡単にチェックできる「お気に入りブログ」機能
- 自分のブログを誰が気に入ったかがわかる「ファン」機能
- 記事の表示制限ができる「公開・非公開設定」機能
- 「Yahoo!ブログ」内の記事をボタンひとつで紹介できる「転載」機能
- 訪問者の記録を見られる「訪問者履歴」機能

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