アリーナ・フットボール国際試合(af2)
2005年3月26日、米国サンディエゴ(San Diego)で、アリナーフットボール2部の「AF2(Arenafootball2)」に所属する地元チーム サンディエゴ・リップタイド(San Diego Riptide)が、日本選抜チーム サムライ・ウォリアーズ(Samurai Warriors)を迎えて、国際友好試合を行なった。
結果は67対32で、サンディエゴ・リップタイドが勝利。
日本選抜は、QB岡村孝太郎(おかむらこうたろう, 関学→IBM BigBlue)からWR冷水哲(ひやみずあきら, 立命館大→オール三菱ライオンズ)へのタッチダウンパスで先制したが、結果的には地力で勝るサンディエゴが圧倒した。NFLEL経験者の板井征人(いたいまさと, 京大→鹿島)が終盤に2本のタッチダウンを上げたが、勝敗には影響はなかった。
今回の日本選抜チームには、国内Xリーグから選抜されたプレーヤー25名で構成。その中には、3名のNFLEL経験選手と、2名のAF2経験選手も含まれている。
一方、サンディエゴ・リップタイド側にも、ひとりの日本人選手が入っていた。それは、鈴木孝昌(すずきたかまさ, Takamasa Suzuki)。日本ではXリーグのIBM BigBlueに所属、2004年シーズンの途中にAF2のハワイ・アイランダーズ(Hawaii Islanders)からサンディエゴに移籍してきたフルバック(FB)兼ラインバッカー(LB)の選手である。鈴木選手は、この日の試合でも、2本のランによるタッチダウンを記録したようである。
ちなみに、2004年のシーズンにAF2に参加した12名の「国際選手」の全員が日本からの参加選手だったとのこと。日本のアメフト選手および組織の国際的な取り組みには、注目すべきものがある。
結果的には、得点差を見れば大敗したものの、日本選抜チームの山田晋三ヘッドコーチは、SAMURAI WARRIORS BLOGの記事において、「思い描いていたものとは程遠く、私自身非常に責任を感じていますが、この敗戦から何を学び、次にどうのように具体的に手を打っていくかということが今は重要だと認識しております。」と述べている。また、「具体的にどういうことをしていけばこの差が縮まるのか、じっくり検証していかねばならないと思いますが、非常に根本的なところと細かい技術的なところを見直していかねばならない」とも述べている。
私自身は直接このゲームを見たわけではないが、この山田ヘッドコーチの言葉を読んで、近い将来、日本選抜チームがAF2のチームを破る日が来るのではないかと感じる。この日のゲームで何が得られたか、それをどう解釈し、そこからいかに積み重ねていくか、具体的な目標が形になってくることを期待したい。
関連記事:
砂時計: Samurai Warriors vs San Diego Riptide
(c) 2005, zig zag road runner.
The comments to this entry are closed.
Comments