Google広告の新機能
Googleは、かなりの勢いで広告収入を伸ばしている。
もちろんこれには、得意のキーワードマッチング技術を活用することによってウェブの特性を最大限に生かしたAdSense広告の広がりが寄与している。
そのAdSenseプログラムに新機能が追加されるとのこと。
まずは、「サイトターゲット広告」。従来、広告主はキーワードをターゲットとして広告を出稿していたが、この「サイトターゲット広告」を用いれば、特定のサイトを狙って広告をうつことができる。逆に言うと、キーワードマッチングだけではどうしても混入してしまう「ノイズ」サイトを除外することができる。広告主にとっては、待ち望まれていた機能かもしれない。
サイトターゲット広告が導入されると、サイト側は選別されることになる。集客力がある(あるいは広告主とのマッチングが良い)サイトには、より多くの広告収入がもたらされる可能性がある。また、そのようなサイトの広告枠は限られているため、場合によってはビッドによる広告料の吊り上げが起こることも考えられる。
キーワードマッチング広告からサイトターゲット広告への流れと言うのは、純粋技術的には退歩と捉えられなくもないが、ビジネス的には必然の流れと言ってもよいだろう。
あとは、広告ユニットいっぱいに表示されるテキスト広告(拡張テキスト広告)のテスト運用が行なわれている。
また、イメージ広告も増えるとのこと。
Googleのビジネスモデルは、シンプルでスッキリしている点が美しかったのだが、今後は更なる成長のために多様な機能が導入されていくのだろう。
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© 2005, zig zag road runner.
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