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Sunday, April 17, 2005

日本HP・樋口泰行氏がダイエー社長に

樋口泰行(ひぐちやすゆき, Yasuyuki Higuchi)

2005年4月15日、ダイエーは、現・日本ヒューレット・パッカード(日本HP)代表取締役社長の樋口泰行氏が6月1日付けでダイエーの代表取締役社長 兼 COOに就任することを正式に発表。樋口氏は、5月31日に現職を退任する。

樋口氏は、1957年11月28日生、兵庫県出身。これまでの経歴は下記の通り。
1980年 大阪大学工学部電子工学科卒業
1980年 松下電器産業株式会社入社
1991年 ハーバード大学・経営大学院(MBA)卒業
1992年 株式会社ボストン コンサルティング グループ入社
1994年 アップルコンピュータ株式会社入社
1997年 コンパックコンピュータ株式会社(現・日本ヒューレット・パッカード株式会社)入社
2003年 日本ヒューレット・パッカード株式会社 代表取締役社長 兼 COO
2004年 日本ヒューレット・パッカード株式会社 代表取締役社長 兼 CEO

樋口氏と言えば、以前に読んだ本「愚直論」のイメージが強い。

「愚直」論 私はこうして社長になった / 樋口泰行

Amazon.co.jpより;

 45 歳の若さで日本ヒューレット・パッカードの社長となった著者。日本の若手経営者の一人としてメディア等に取り上げられることも少なくない。しかし著者は、ビジネスの才覚が人より優れていたわけでも、キャリア戦略を描いて仕事をしてきたわけでもない。むしろ内向的で、話し下手で、人一倍不器用な人間だった。
それでも大きな成果を上げることができたのは、愚直なまでの「努力」と「熱意」で目の前の仕事と格闘してきたからである。たとえどんなに厳しい環境でも、必死に努力して自分の存在価値を示せば、次のステップが見えてくる。この信念が著者のキャリアを常に支えてきた。
松下電器で技術者として現場で奮闘していた日々、ハーバード・ビジネススクールで落第候補生に選ばれた一年間、ボストンコンサルティンググループで戦略思考の泥沼に陥った毎日…これらの試練を著者がいかにして乗り越えていったのかを振り返りながら、仕事で自己実現をとげる秘訣、キャリア開拓のヒントを語っていく。
また、外資系企業の経営者としての視点から、「現場百回の姿勢を持つ」「スピード感を高める」「悩みを構造的に整理する」など、変化の激しい時代に求められる働き方を具体的に紹介する。

軽く、スマートで、器用に見えるIT系企業の経営者が比較的多いが、樋口氏は少し違った感じであり、この本の中で、自身の人間的に弱い部分もあえて告白している。この本を出すまでは、IT業界においてもそれほど広く知られているとは決して言えなかった樋口氏が、異業種のダイエー社長に挑戦する。どのような展開になるのだろうか。

© 2005, zig zag road runner.

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