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Sunday, May 15, 2005

パッチギ! 井筒和幸監督 塩谷瞬,沢尻エリカ 他

[DVD]パッチギ! 井筒和幸監督 塩谷瞬,沢尻エリカ 他

2005年1月に公開された映画「パッチギ!」のDVDが早くも7月に発売される。

前にも書いたように、この映画は劇場で見て、非常に面白かった。

舞台は1968年の京都。

日本人男子高校生(塩谷瞬)と在日朝鮮人の女子高校生(沢尻エリカ)との恋愛物語を軸に、在日朝鮮人問題を描いている。

井筒監督の上手なところは、シリアスなテーマを真正面から扱いながらも、それだけに流されずに娯楽映画としてきちんと成立させているところ。

出演者は、若手主役の塩谷瞬と沢尻エリカを中心に、高岡蒼佑、楊原京子、真木よう子、波岡一喜、オダギリジョー、ケンドーコバヤシ、笹野高史、光石研、ちすん、らといった個性的俳優がかためている。

映画の原案は、松山猛。

音楽は、加藤和彦が担当し、映画の中でも「イムヂン河」など、ザ・フォーク・クルセダーズの曲が多用されている。

30代以上の関西地方出身者(特に京都出身者)にとっては、非常に懐かしめるシーンや小ネタがいっぱい盛り込まれていて、そっちでも結構楽しめる。というか、笑える。

例えば、「阪神パークのレオポン」とか、「丸物百貨店」とか。

Amazon.co.jpより;

 『ゲロッパ!』の井筒和幸監督が、若者たちの恋と喧嘩を軸に、日本と朝鮮の深い溝とそれを乗り越える前向きな力を問う屈指の傑作青春映画。1968年の京都、高校2年の康介(塩谷瞬)はかねがね敵対する朝鮮高校に親善サッカー試合の交渉をするはめに。しかし訪れた朝鮮高校で彼は、音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目ぼれし、彼女と仲良くなりたい一心で、『イムジン河』の歌をギターで覚えるが……。
ベースは国籍の違いによる日本版『ロミオとジュリエット』だが、その実二国間のさまざまな世代が織り成すエネルギッシュな群集劇として見事に屹立。また深刻な問題に真正面から取り組みつつも、あくまでもにぎやかでコミカルに進むテイストからは、井筒監督ならではの人間讃歌がうかがえよう。娯楽を機軸に、観る者の意識を啓蒙させ向上させえる、これぞ真のエンタテインメントと断言したい。なおパッチギとはハングル語で“頭突き”のこと。“突き破る”“乗り越える”という意味もある。

DVDは、プレミアム・エディションとスタンダード・エディションの2種類がある。

[DVD] パッチギ!(井筒和幸・監督) プレミアム・エディション

[DVD] パッチギ!(井筒和幸・監督) スタンダード・エディション

何度でも見たいので、絶対に買おう。

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