クロマティ氏が映画公開差し止め仮処分申立て
元プロ野球読売ジャイアンツのウォレン・クロマティ氏は、2005年6月29日、今夏公開予定の映画「魁!!クロマティ高校THE☆MOVIE」の公開差し止めの仮処分を東京地裁に申し立てた。
その理由は、「氏名を無断で使われ、パブリシティー権を侵害された」とのこと。
申立書で、クロマティ氏は、「クロマティ高校の生徒たちは授業にほとんど出席せず、他校の生徒との抗争に明け暮れるなど素行の悪い学生として描かれている」と指摘し、そのような作品に名前が使われていることに極めて強い憤りを感じたことを表明している。
映画の原作となった漫画は、野中英次氏の作品で、現在も雑誌「週刊少年マガジン」で連載中。同作品には、「クロマティ高校」の他にも、「バース高校」や「デストラーデ高校」など、プロ野球選手名を付けた学校名が用いられている。
クロマティ氏の代理人は、「原作の漫画についても、連載の中止を求めるなどの対応を考えている」としている。
まあ、クロマティ氏の気持ちはわからんでもないし、今回の件では映画制作者側および原作者側は苦しい立場に立たされることになりそうな気はする。
しかし、「トマソン物件」という語に名前を流用されたトマソン氏(こちらも元・読売ジャイアンツ)に比べれば、それほど憤らなくても良いのではないかとも思える。
「魁!!クロマティ高校」を見る
2005年7月2日追記:
ただ、ひとつ言えることは、もし訴えられてなかったら、この映画ってこんなに注目されることはなかったということ。
© 2005, zig zag road runner.
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