ブラッサイ - ポンピドゥーセンター・コレクション展
ブラッサイ-ポンピドゥーセンター・コレクション展が、2005年8月6日から9月25日まで、東京都写真美術館の2階展示室で開かれている。
ブラッサイは、1899年にハンガリーのブラショブ(現在はルーマニアに属する)で生まれ、本名はギューラ・ハラス。写真家名「ブラッサイ」は、生誕地の「ブラショブ」に由来する。
絵画などを学んだ後、1932年にフランスに移住。フランスでは、画家、ジャーナリストとして活動。雑誌記事の挿絵を描く代わりに経費削減のために写真撮影を開始したとのこと。その後、本格的に写真表現に傾いていくが、ブラッサイの写真が絵画的であるのは、その時代の写真表現を映しているともいえるし、彼の上記のような経歴が影響しているともいえる。
パリの夜の街のイメージを多く撮っている。
ファッション雑誌「ハーパース・バザー」の撮影も行なっていたとのこと。
1948年フランスに帰化。1978年フランス写真大賞受賞。1984年没。
ブラッサイ写真集成
岩波書店, 2005年8月24日発売
アラン・サヤグ (編集), アニック・リオネル=マリー (編集), 堀内 花子 (翻訳)
(内容紹介)19世紀末ハンガリーに生まれたブラッサイは、ベルリンで美術
を学び、1924年パリに出て、シュルレアリスムの芸術家たちやピカソ、ミラー、
ミショーなどと交わり、鋭い特異な目で日常の事物のなかにひそむ非日常的
なオブジェを活写した.近代写真史に残る作品群をはじめ絵画、彫刻、文章
などの幅広い仕事を初めて集大成する.
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© 2005, zig zag road runner.
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Comments
こんにちは。初めてブログ拝見しました。
私もブラッサイ展にいってきたので、
参考にさせていただきました。
Posted by: ウインバレー | Saturday, September 03, 2005 07:49