アジアシリーズ第3日 トリプルプレーも
千葉ロッテの第3戦の相手は、チャイナスターズ、中国プロリーグの選抜選手によって構成されるチームである。
第1戦、第2戦と勝ってきたロッテにとって、この相手は楽勝かと思っていたが、実際にプレーを見てみると、意外とレベルは高い。ロッテは戦力を落としていた(明日の結晶に備えて?)とはいえ、5回途中までは1-0とチャイナスターズにリードを許し、先発投手の張力からはなかなか得点を奪えなかった。リリーフ投手の趙全勝は、左からのサイドスロー投手。球がすごく速いわけではないが、ストライクゾーンを広く使って左右に投げ分けてくる。左打者にとっては打ちづらそうなピッチャー。
結局、千葉ロッテの得点は、5回裏、満塁からのベニーの走者一掃の逆転二塁打による3点のみ。低めの変化球をうまく流し気味にはじき返した。ベニーは第2戦の2打席連続本塁打に続く活躍。
得点経過だけを見れば、チャイナスターズもそれほどの実力差は感じられない。
ロッテは、今日のゲームに限らないが、いいところで二遊間の併殺などで相手の攻撃チャンスのメをつぶしている。守備力。
今日のゲームでは、珍しいトリプルプレーもあった。3回表のチャイナスターズの攻撃、先頭打者の侯鳳連が四球、次打者の劉広標が内野安打で、無死1・2塁。ここで、楊国剛の打球は、投手・黒木の左ひざを直撃。強襲安打かと思われた次の瞬間、球は大きく跳ねて二塁手・早坂のグラブに直接収まる。判断が遅かったのか各ランナーは帰塁する気配が無いように見える。球は、1塁、そして2塁へとまわり、三重殺が成立。久しぶりに見たトリプルプレーだった。
ところで、今週はアジアシリーズに、何故か、はまっている。短期決戦の国別対抗って、意外と面白い。2006年春には、ナショナルチームによる戦いとなるワールドベースボールクラシック(WBC)が米国で開かれるが、そっちも今から楽しみ。
© 2005, zig zag road runner.
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