千葉ロッテ、初代アジアチャンピオン
コナミカップ アジアシリーズ2005の決勝戦が2005年11月13日に東京ドームで行なわれ、千葉ロッテマリーンズ(日本)が、サムスンライオンズ(韓国)に5-3で勝利。初代のアジアチャンピオンの座についた。
ロッテは、3回表に1-1と同点にされたが、その裏、ベニーのレフト前タイムリーヒットで勝ち越し、その後も加点した。サムスンは、9回表に連続ヒットで3-5と2点差まで追い上げ、さらに得点圏にランナーを置いて粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。
最優秀選手(MVP)にはロッテのベニー・アグバヤニ(Benny Agbayani))外野手が選ばれた。ベニーは、興農(台湾)戦での2本のホームラン、チャイナスターズ(中国)戦での逆転3点二塁打、決勝戦での勝ち越し打など、攻撃面での勝負強さを見せ、千葉ロッテの優勝に貢献した。
ロッテは、予選第1戦と決勝戦とサムスンを相手に連勝。あらためてその強さを再認識させられた。シリーズ全般を見て、日本と韓国と台湾とでは、現時点では日本の実力が少しだけ上のような気がするが、その差は小さなもので、今後は良いライバリーになっていくのではないかと思う。インターネット上では、一部、アジアシリーズの意義に疑問を投げるような声も見られるが、とりあえずこのシリーズが来年以降も定着していくことを望む。オリンピックなどでも国際試合は見られる(少なくとも2008年の北京大会までは)が、クラブチーム同士の戦いは、また違った面白さが感じられる。そして、アジアシリーズが定着し、いずれは他の国・地域などにも働きかけて、いつか真の「ワールドシリーズ」を観戦できることを夢見ていたいと思う。
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Comments
トラックバック、ありがとうございました。
今大会は本当にロッテの強さが目立ちましたね。
昔の弱小ロッテのイメージは跡形もなく、今の強いロッテが夢のようです。
日本のプロ野球界はこの狭い日本にこだわらず、もっとアジアの国同士の交流を図るべきだと常々感じています。
その意味でも、この大会は今後もぜひ定着させてほしいと思います。
Posted by: びびちゃ。 | Tuesday, November 15, 2005 00:35