酢 医食同源
健康のためにお酢を飲むと良いということは前からよく聞くのだが、それが科学的に検証され、学会で昨年発表されたとのこと。
AllAboutの「食と健康」の記事「使ってみたい食品 話題のお酢を徹底探求」(南恵子 氏)によると、2005年5月に東京で行なわれた第59回日本栄養食糧学会において、臨床実験の結果として酢を毎日摂取することが血中コレステロールを有意に低下させることが発表されたとのこと。
同記事によると、酢の成分として注目すべきものはクエン酸、アミノ酸、酢酸で、これらの作用によって、血圧・血糖値・コレステロールを正常化、中性脂肪低下、疲労回復、殺菌などの効果があるとのこと。
科学的に検証されたということで、酢が身体に良いということが理屈ではわかっていても、あの酢酸(CH3COOH)の強い香りがそのまま出ていると少し飲みにくい。
何とか酢を飲みやすくするために、いろいろと工夫の余地はあるのだが、今回、こういう醸造酢をためしてみた(写真参照)。
黒酢/りんご酢(ミツカン)
小さめのボトルに、「甘熟」の文字の入ったラベル。ちょっと、今までのお酢のイメージと違うデザイン。黒いほうが「黒酢」、やや薄い褐色のほうが「リンゴ酢」である。
黒酢の方を、とりあえずストレートで少し飲んでみる。酸っぱいことは酸っぱいのだが、きつい酸っぱさではなく、味にコクがある。
前記のAllAboutの記事にはJAS規格による分類も書かれており、それによると黒酢は、醸造酢であり、穀物酢であり、酢1リットル中に玄米もしくは大麦を180グラム以上使用し、かつ発酵や熟成によって(黒)褐色になったもの。
そのうちまた、少し違う飲み方についても書いてみたい。
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じぶんでつくるクスリ箱 南恵子・監修 |
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