WBC:他力本願、メキシコのおかげ
このブログで3月16日に「World Baseball Classic/日本敗れる」というタイトルの記事を書いたのは、もちろん、2次リーグで韓国に負けたからというのが大きいのだが、その「日本敗れる」は、単にこの試合に敗れたことだけでなく、日本にとっての第1回WBCが終わってしまった(そして優勝どころか、準決勝にも進出できずに敗れ去った)という気持ちが私を支配していたからである。
まだ、米国、メキシコ、日本の3チームが1勝2敗でならんで、そうすると日本にもベスト4進出の道が残っているということは理屈ではわかっていたが、それは、極めて他力本願であり、しかも、メジャーリーガーをそろえた米国にメキシコが勝利するという極めて可能性の低いことであるので、もう期待していなかった。
ところが、その極めて可能性の低いことが、現実になってしまった。
日本チームの王貞治監督さえも、99%ないと思っていたとコメントしたほどである。
2006年3月16日(日本時間では3月17日)のゲームでは、何と、メキシコが米国に2-1で勝利した。
米国は、かなりシラけているだろうな。自らが言い出して、主催して、軽く優勝を狙えると思っていた(に違いない)のに、日本・韓国というアジア勢の成績を下回るとは。この米国vsメキシコの結果によって、2009年に予定されている第2回WBCの開催はなくなってしまったようにも思えるし。
日本にとっては、これぞ究極の他力本願。とにかく、3月18日(日本時間では3月19日)の準決勝では、日本と韓国が今大会3度目の対戦。あまり日本が勝つという確信もないのだが、一度は途絶えたと思われた優勝への道。日本にとっては失うものはないわけで、思い切りいってほしい。
もしこれで、準決勝で日本が勝つようなことがあれば(日本人である私は勝って欲しいが)、今度は韓国国民がだまってないだろうな。2勝1敗だから、日本よりは韓国のほうが上だ、とか言い出したりして。もしそうなると、これは新たな因縁だな。
仮にWBCがなくなっても、来年あたりから、日本 対 韓国のナショナルチーム定期戦とかやったら、面白いし、客もはいるんじゃないかな。例えば、最近面白くなくなってきたオールスターゲームをやめてしまって、日韓でスケジュールをあわせて、7月頃に毎年やったら面白いんじゃないかな。ホームアンドアウェイで年2試合とか。ま、そのスケジュールだったら、両国の大リーガーは参加困難だが、それでもいいと思うけどな、このアイデアは。
ま、とにかく、準決勝が楽しみ。
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Comments
runnerさん、はじめまして。そしてTBどうもです。
ところでオールスターをやめて、日韓定期戦を行なうというrunnerさんの意見は非情に面白いですね。
ボクも今の日本プロ野球はすごくマンネリ化していると思ってますし、セ・パ交流戦がある以上、オールスターの面白みが激減したと感じているので、来年あたりからでも、ぜひ日韓定期戦をやってほしいと思います。
Posted by: kazz-ya | Saturday, March 18, 2006 23:00