Intelの憂鬱?
インテルの業績が芳しくないようである。
打開策となるのか、同社は、今後開発サイクルを縮め、2年毎に新アーキテクチャを投入していくことを発表した。従来は4年~6年毎に投入していた新チップと新しいマイクロアーキテクチャを、今後は2年ごとに出していくとのこと。
そして、CNET Japanの記事「インテル、チップの開発サイクルを短縮-2年ごとに新アーキテクチャ投入へ」によると、「そのために、同社は複数の設計チームが平行して開発を進め、交互に新しいマイクロアーキテクチャを投入する体制を敷く」そうである。
アイデアとしては面白いが、そのようなことがうまくいくのだろうか。やや不思議である。
複数のチーム(例えばAチームとBチームの2チームとしよう)が開発していくとき、Aチームの開発成果はその次の世代のAチームの開発にスムーズに引き継がれるだろうが、Aチームの開発成果はBチームの開発に問題なく引き継がれるのだろうか。
両チームの開発する製品間でも、控えめに言っても何らかの互換性が必要である。
設計情報の共有の仕組みやロジックシミュレーションのツールを上手に作って使いこなせば、不可能とは言い切れない。が、実際は、どうなのだろうか。
興味深い。
© 2006, zig zag road runner.
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