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Sunday, April 23, 2006

阪急と阪神の統合?

阪急


京阪神地区では、もう何十年も前から、鉄道会社間での熾烈なサービス競争が行なわれてきた。

京都・大阪間には、JR、阪急、京阪。そして、大阪・神戸間には、JR、阪急、阪神。それぞれ3社ずつが競合している。近年は、沿線人口増加率の停滞により、各社とも経営に厳しさが増していただろう。

資本のダイナミックな動きは、一瞬のカオスの中から次の安定状態への遷移を模索する。

村上世彰氏が率いる村上ファンドは、阪神電鉄株を大量に保有し、当初は、現経営陣に対して資産の有効活用をせまった。しかしながら、事態はなかなか動かなかった。

村上ファンドは、その投資姿勢からは、長期の保有を望んでいないことはうかがえる。株式の引き取り手として出てきたのは、阪神電鉄のライバルである阪急電鉄である。両社が共同で持株会社(仮称・阪急阪神ホールディングス、だとか)を設立して、新たな経営体制を構築するとのこと。

2006年4月22日のニュースによると、阪急ホールディングス(HD)の経営会議で阪神株の買取が内部決定したとのこと。現保有者の村上ファンドとの間には取引価格の考え方にまだ開きがあり、今後、その部分の最終調整に入ってくると思われる。

阪急・阪神の両社が経営的に統合されれば、阪神間での鉄道輸送サービスの競争は緩和される。そのしわ寄せを受けるのは、利用客になるのか。阪神の経営陣にとっても、村上ファンドに株をもたれるのはイヤだが、ある種の「仲間」とも言えるライバルの阪急と協調できるならば、棚からぼた餅とでも考えているのだろうか。

ところで、阪急は過去に保有していたプロ野球球団を手放している。阪神が保有する球団(阪神タイガース)は、かつての阪急とは比べられないくらい多くのファンから支持されており、興行価値は高い。そのような阪神タイガースが、たとえプロ野球再編の波の中にあっても、ただちに売却されるとは考えにくい。が、球団のカラーや経営方針などが今後徐々に変化していく可能性もあり、気になる。

戦後混乱期の鉄道 阪急電鉄神戸線 京阪神急行電鉄のころ

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