健康とお金との関係
本日(2006年5月17日)のInternational Herald Tribune 紙(日本版)の記事で、英国人と米国人との健康度合いの比較が出ていた。
こういう比較は、統計的な処理のしかたが適切かどうかというのが非常に気になる。
記事によると、医学研究者の研究によれば、白人中年英国人は白人中年米国人に比べてかなり健康的であるとのこと。
癌(cancer)も、高血圧(high blood pressure)も、心臓病(heart disease)も、糖尿病(diabetes)も、英国人のほうが少ない。
両者の食生活を考えれば当然のような気もする。
面白いと思ったのは、この記事の中で、裕福度合いと健康とを関連付けて分析しているところ。しかも、裕福であるほうが健康であるという前提ないしは常識(?)に基づいて書かれていると思われるところ。
実際に、各国内で見れば、裕福な人々のほうがより健康的であるらしい。ところが、英国人の裕福さにおける下位三分の一の層のほうが、米国人の裕福さにおける上位三分の一の層よりも、もっと健康的であると書かれている。
そういうものなのだろうか。
先進国において充分に栄養を取れない人々というのは少ないだろうから、「過食=不健康」という図式がほぼ正しいと思うのだが、分析によると「貧乏=過食」ということなのか?
© 2006, zig zag road runner.
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