0.05円分の窃盗事件
Kyodo Newsが配信した記事「5銭分の電気盗み取り調べ 電話中に電池切れ」。
横浜市の大学生(20)が「パン店の外壁にある看板用コンセントに携帯電話の充電器を差し込み、携帯電話とつないで約30分間通話し、電気約0・005キロワットを盗んだ」という疑いで、2時間の取調べを受けたとのこと。
このニュースを読んで驚いたことは次の2点。
ひとつは、0.05円分の窃盗で警察が動くということ。ま、本来は当然といえば当然なのだが、わざわざニュースになっていることを考えても、驚くに値するのだろう。
もうひとつは、記事の(おそらく)誤り。Kyodoの配信している記事で、「電気約0・005キロワットを盗んだ」と書かれている点。おそらく、この記事は、盗まれた電力の量を伝えようとしたのだと思う。が、「キロワット」という単位は電力の強さを表わすものであるが、量を表わすものではない、ということは、電気のことを少しでも勉強した中高生でもわかることだと思うのだが、ニュース記者にとってはそのあたりはあまり気にならないらしい。
© 2006, zig zag road runner.
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