本日(2006年8月14日)の朝、東京23区を中心に大規模な停電があった。
午前7時30分頃に発生したのだが、そのときは全然気付かず。家を出て電車に乗っていると「停電で遅れた」というアナウンスがあったが、それでも、電車の遅れは3~4分程度ということで、そんなに大規模な停電だとは思わなかった。
JR中央線快速なんかも普通に動いていたし。
異変に気付いたのは、東京駅で。新幹線も含めて、電車・列車は全部運行されているのだが、なぜか東京駅の東海道新幹線の改札のあたりが真っ暗になっている。新幹線を降りてきたと思われる人たちは、自動改札機が作動していないため、係員に切符を見せて通っている。
その時点でも、駅内だけの現象かと思っていた。
目的地のあるビルに着いたところ、そこでも様子が変。いつも動いているエレベーターが動いていない。エレベータホールで出会った人に聞くと、道路の交通信号も点いてなかったとのこと。
とりえあす、上のほうのフロアまで歩いて上がる。かなりキツイ。
ラジオニュースなどを聞いたりしたが、「原因不明、復旧見込みなし」というのみ。
結局、その地域は、午前9時30分頃に電力供給が回復。
ニュースを見てみると、旧江戸川(江戸川区葛西地区と浦安市との間)で、船が積んでいたクレーンが高圧送電線にひっかかったことが停電の原因とのこと。
停電した地域は、東京23区のかなりの部分と、千葉県の一部、神奈川県の一部の範囲。139万世帯が影響を受けたとのこと。
発生から2時間くらいで復旧したのは、自分の予想よりは早かった。前の似たような停電(調べてみたら、1999年らしい)ではもっとかかっていたから。
それにしても、その船は、公共工事の下請けか何かで川を航行していたとかで、送電線には「気付かなかった」とのこと。単純なミス。
そのようなことで、こんなに大規模な停電が発生するとは、インフラの脆弱性はあいかわらず問題。普段あたりまえのように使っている電気だからこそ、なくなったときのインパクトが大きい。
実際、電気がないと、ほとんどすべての産業において仕事にならず、この間の経済的損失はかなりのもの。算出が難しいけど、自分なりに計算してみると、この停電による損失は全体で100億円~200億円といったところか?? 仮に、被害を受けた人全員が損害賠償請求したら、事故を起こした工事会社はおそらく支払いきれないものと思われる。
まあ、お盆で、会社に出勤する人が普段より少なかった分だけ、混乱が小さく、不幸中の幸いだったかもしれない。
それにしてもね、コンピュータへの影響はいろいろあったみたい。
東京証券取引所(東証)は、通常通り取引はできていたみたいだけど、日経平均を更新するシステムが作動してなかったとかで、日経平均の終値がしばらく出てなかった。16時頃には発表されたみたいだけど。
電気がないときのサバイバルも少し考えておこうかなと思いました。
関連ブログ記事(「大停電の朝に」というタイトルの記事):
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