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Friday, April 25, 2008

フォア・ザ・チーム 藤川でしめてドロー

2008年4月24日(金)、阪神タイガースにとっては、今シーズン初の引き分け試合だった。

先発投手の福原が打席に立ったときに骨折するというアクシデントに見舞われ、わずか3イニングで投手交代。

阪神は1回表と4回表にそれぞれ1点ずつをあげて2-0とリードするものの、6回裏には中日のクリーンナップトリオが絡む攻撃で2-2と追いつかれてしまう。

阪神はその後チャンスを作るが、ここというときに決定打が出ず、試合はそのまま延長へ。

8回裏からリリーフとして投入された久保田が、この日は何と4イニングを投げざるを得ない状況。今日の久保田は乱れることもなく、中日打線に点を取らせない。

そして、12回表の阪神の攻撃、このイニングもスコアリングポジションにランナーを進めるものの、後続が凡退して無得点。この時点で2-2で、阪神の勝利はなくなり(そして、開幕から8カード連続での勝ち越しもなくなり)、引き分けか負け、という状況。

久保田が既に4イニングを投げていること、2位・中日との直接対決であり絶対に落とせないこと、これらを考えると、11試合連続セーブを上げてなお記録更新中の藤川と言えども、ベンチは躊躇なくマウンドに送り込む。当然といえば当然だが、個人記録がいかにあれ、チームが負けないためにそういう判断をきちっとできるベンチの采配。

藤川も、その期待に応え、打者一人を許したものの、無失点で、結局延長12回、2-2の引き分けでゲームセット。

選手も、監督・コーチも、観客も、疲れた試合と言えばそうだが、こういう、ある意味不運な試合でも、黒星が付くのとつかないのとでは大きく違う。引き分けにできたことが非常に意味があるように思えるゲームだった。

これで、阪神は、神宮、ナゴヤドームでの6試合の「ミニロード」を終え、25日(金曜)からは、本拠地・甲子園に戻って、読売と、そしてその後はヤクルトとの対戦を迎える。


123456789101112Total
阪神1001000000002
中日0000020000002


2008年4月24日: 第28日、第22戦、ビジターゲーム、16勝5敗1分、入場者数34,349人、通算入場者数257,567人(ホームゲーム/7試合)、417,632人(ビジターゲーム/15試合)

© 2008, zig zag road runner.

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