佐藤優 × 西木正明 | 対談記事 「悪徳」こそ情報戦を制する最大の武器である
雑誌「諸君!」5月号(2008年4月1日発売、文藝春秋社)の特集「総力特集 日本インテリジェンス非常事態宣言」の中の西木正明氏と佐藤優氏による対談記事「『悪徳』こそ情報戦を制する最大の武器である」が面白い。
日本人が全体としてナイーブであることは、昔から言われていることであるが、それは、根本的な何かに基づくものであり、そう簡単には変えられないのではないか、と思わざるを得ないのだが、対談内容自体は、いろいろ書かれていて面白い。というか、内容の怪しさにも深みがある。
佐藤優がメディアに登場するときの肩書きは長らく「起訴休職外務事務官」となっていたのだが、この記事では「起訴休職外務事務官・作家」として紹介されている。まあ「作家」で間違ってないだろう。しかし、「起訴休職外務事務官」こそ、この人特有のアイデンティティであり、肩書き自体がレトリック的でもあり、そう簡単に手放せないのだろう。単なる秀才であるわけでなく、宗教観など、人間に対する理解の深さが、この人の武器なのだろう。
関連ブログ記事:
インテリジェンス 武器無き戦争
© 2008, zig zag road runner.
The comments to this entry are closed.
Comments