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Thursday, April 03, 2008

佐藤優 × 西木正明 | 対談記事 「悪徳」こそ情報戦を制する最大の武器である

雑誌「諸君!」5月号(2008年4月1日発売、文藝春秋社)の特集「総力特集 日本インテリジェンス非常事態宣言」の中の西木正明氏と佐藤優氏による対談記事「『悪徳』こそ情報戦を制する最大の武器である」が面白い。


日本人が全体としてナイーブであることは、昔から言われていることであるが、それは、根本的な何かに基づくものであり、そう簡単には変えられないのではないか、と思わざるを得ないのだが、対談内容自体は、いろいろ書かれていて面白い。というか、内容の怪しさにも深みがある。

佐藤優がメディアに登場するときの肩書きは長らく「起訴休職外務事務官」となっていたのだが、この記事では「起訴休職外務事務官・作家」として紹介されている。まあ「作家」で間違ってないだろう。しかし、「起訴休職外務事務官」こそ、この人特有のアイデンティティであり、肩書き自体がレトリック的でもあり、そう簡単に手放せないのだろう。単なる秀才であるわけでなく、宗教観など、人間に対する理解の深さが、この人の武器なのだろう。


関連ブログ記事:
インテリジェンス 武器無き戦争


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» 本の切口 04022008 [つき指の読書日記]
 日本という国家は不思議である。国家機密を守り、他国のスパイ活動を処罰する法律もない。他国の情報を積極的に収集管理し、国益にかかわる情勢判断、分析する機関もないに等しい。その能力がないかというと、民間企業の商社をはじめ、外務省、防衛省、公安調査庁などと優秀な人材はけして劣るとは思えない。前安倍内閣でそれを取りまとめようと「日本版NSC」を立ち上げたが、官僚の省壁があって十分に機能していないといわれている。その分野に直接、間接的にかかわり、独自の鋭い見解をもつ二人の対談形式の本を読んだ。 ...... [Read More]

Tracked on Thursday, April 03, 2008 14:30

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