公的機関のサービス
仕事で、役所に書類を提出することがたまにあるが、役所の仕事のしかたというのは、やはり役所中心で、ユーザのほうを向いていない。
それでも、最近は、日本の役所の中にも「ユーザ・フレンドリー」という言葉があるらしく、「ユーザのため」の規則改正や法改正などが行なわれることもある。
但し、そのときの「ユーザのため」というのは、なお、彼らが考えるところの「ユーザのため」の域を出ておらず、本当にユーザのためにならないどころか、却って面倒になってしまう場合もある。
それは、ひとえに、ユーザの考えや意見を聞いていないというところに起因する。知恵を絞って唯我独尊的に考えるよりも、望みを聞く、という簡単なことが、彼らにとってはやはり難しいのだろうか。
などということを、イントロム社長日記の記事「ネットビジネスで働く者としての誇り」のなかにある「お役所の書類などは、正直言って、『本気でこれでいいと思っているのでしょうか?』と思うくらいに分かりにくい」という文を読んで、考えてしまった。
国民に不便を強いるということは、国民の生産性を落とし、それは国そのもののためにもならない。つまり、国の機関は国のためにならないことをしている?
彼らの最後の砦は、独占。それが仮に崩れたら、彼らも変らざるを得ないと思うのだが。
© 2008, zig zag road.
The comments to this entry are closed.
Comments